art
ぜんぜん知らなくて、ついさっき nogamin さんのところで知った。すごいショックだ。 美術史家の若桑みどりさん死去 [朝日新聞] ジェンダーの視点からの美術史研究で知られる、千葉大名誉教授の若桑みどり(わかくわ・みどり)さんが、3日午前3時ごろ、虚…
別にどなたが、というわけではないが、年齢が高い人って「攻撃的/挑発的な音楽」はあまり聴かないのではないかと思っていた。ハイドンとかモーツァルトとか、その辺がお気に入りなんじゃないかな、と。でも、ベルリオーズやバルトークのような「パンクな」…
ピエール・ブーレーズ指揮、シカゴ交響楽団によるベラ・バルトークの一連の録音を聴いている。バルトーク:管弦楽のための協奏曲アーティスト: ブーレーズ(ピエール),バルトーク,シカゴ交響楽団出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック発売日:…
「神のごときミケランジェロ」という言葉どうり、芸術分野(音楽を除く、アート)において、僕にとってのネ申はミケランジェロに他ならない。 例えば、Michelangelo (Masters of Italian Art)作者: Eberhard Konig出版社/メーカー: Konemann発売日: 1998/07/…
イギリスの詩人にして画家のウィリアム・ブレイクは僕の好きなアーティストで、とくに『虎/The Tyger』の持つ不思議な魅力に取り憑かれている。もちろん暗唱している。 The Tiger Tyger! Tyger! burning bright In the forests of the night, What immortal…
僕はアメリカ人の画家ジョン・シンガー・サージェント(John Singer Sargent、1856 – 1925) がとても好きなのだが、日本では──イタリアのオールド・マスターやフランス印象派、ラファエル前派、英米のポップ・アートのようには──人気がなく、あまり語られる…
うわぁ! フランシス・ベーコン(Francis Bacon、1909 - 1992) の映像もいろいろあるじゃないか。大感激だ!A collection of paintings by Francis Bacon. 獣肉に憐れみを! 獣肉がベーコンの憐憫の情の最高の対象であるということ、憐憫の情の唯一の対象で…
僕はマニエリスム/Mannierism の画家アーニョロ・ブロンズィーノが凄く好きなのだが、YouTube に彼の作品を紹介している映像があった。 Agnolo Bronzino ミケランジェロやラファエロの次の時代、つまり「盛期ルネサンス以後」の時代の芸術は、「マニエリス…
ページを開いたところ、いきなりDOLCE & GABBANA/ドルチェ・ガッバーナのセクシーな広告が眼に飛び込んできたわけだが……久しぶりの『BRUTUS』のアート特集は読み応えがあった。BRUTUS (ブルータス) 2007年 4/15号 [雑誌]出版社/メーカー: マガジンハウス発…
久しぶりにマーク・コスタビの『I Did It Steinway』を聴いた。あの独特の質感を持った、のっぺらぼうの人物(群)を描いた「絵画芸術」で御馴染みのアーティストによる「音楽作品」である。I Did It Steinwayアーティスト: Mark Kostabi出版社/メーカー: Ar…
オークション・ハウスとして著名なサザビーズ(Sotheby's)によるコンテンポラリー・アート・コレクションの映像があった。しかもクールなジェントルマン=競売人、 Tobias Meyer 氏*1による端正な「イギリス英語」による解説付きだ。 Tobias of Sothebys / …
写真家ブラッサイ(Brassai、本名ジュラ・ハラース)による『プルースト/写真』をパラパラとめくる。プルースト/写真作者: ブラッサイ,Brassa¨i,上田睦子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2001/03/21メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 6回この商品を含む…
Amazon でメシアンの作品を検索していたら、非常に美しいカヴァージャケットを持つCDがいくつもあった。以前別のところに書いた『世の終わりのための四重奏曲』(Quartet for the End of Time)のレビューとともに紹介しておきたい。Quartet for the End o…
YouTube にジュディス・バトラーの『問題=物質となる身体』(Bodies That Matter : On the Discursive Limits of "Sex" )からの引用を連ねたアート系のビデオがあった。 Beauty Mark……Fragment of Art Video based on Judith Butler quote from Bodies Tha…
朽木ゆり子『フェルメール全点踏破の旅』(集英社新書)は、いい。新書で、フェルメール全37点をカラーで見られ、しかも読み応えのある解説付きなのだから、これはもう買い、でしょう。フェルメール全点踏破の旅 (集英社新書ヴィジュアル版)作者: 朽木ゆり子…
マリン・オールソップ指揮&ボーンマス交響楽団による武満徹作品集が、ナクソスから出た。『日本作曲家選輯』の一枚で、もちろん片山杜秀氏の博覧強記の解説あり。音楽を聴いて、そしてテクストを読むべし。Flock Descends Into Pentagonal発売日: 2006/07/2…
以前、「ゲイ・アートの至宝(もちろん、グイド・レーニの「聖セバスチャン」との「絡み」もあるよ)」で紹介した、Ross Watson 氏が、6月に行われる「ロンドン・ユーロ・プライド・エキシビション」のための作品を『OhlalaParis』に公開している。 ROSS WAT…
パイクの芸術に、われわれが観念的に語る「韓国の美」なるものが存在するわけではない。彼は国粋主義者ではなく、芸術のジャンル間の区分を徹底的に拒否してきた作家である。彼の名は特定のジャンルに所属せず、論理的・形式的発展に寄与した作家とも言えな…
エディ・スリマン(Hedi Slimane)によるクリスチャン・ディオール・オムの2006年春夏コレクション。キャンペーン広告では、70年代(プレ・エイズ時代)のゲイ・ポルノにインスパイアーされたと思しき、ちょっとレトロで、物憂げで、しかしとても誘惑的なイメ…
オーストラリアのアーティストによる「ゲイ・アニマル・コミック」。可愛い。 http://www.mrgisby.com/ Queerty に作者のインタビューが載っている。 Queerty Query: Andrew Georgiou
打倒モーツァルト、2006年はシューマン・イヤーだ! とばかり意気込んでいたら、ショスタコーヴィチのことをすっかり忘れていた(汗)。 そう、TransNews の alfayoko さんが教えてくれたように、2006年はドミトリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975)の生誕…
Ross Watson 氏の素晴らしいアートコレクションが Web に公開されている。 Ross Watson Gallery PAINTINGS - Manner/Europa PAINTINGS - Galerie des Glaces (Hall of Mirrors) PAINTINGS - Galerie des Glaces II (Hall of Mirrors II) 「西洋絵画系」では…
ナクソスから、ルイージ・ダッラピッコラ(Luigi Dallapiccola, 1904-1975)の「ヴァイオリンとピアノ&ピアノのための作品全集」がリリースされて、大感激! ナクソス、ありがとう!Complete Works for Violin & Pianoアーティスト: Dallapiccola,Ceccanti,Pr…
トム・オブ・フィンランドのエロティシズムは、ゲイ・アートの最右翼とも言うべきものだ。「古典」として鑑賞したい。 Tom of Finland: His Life and Times (Stonewall Inn Editions)作者: F. Valentine, III Hooven出版社/メーカー: St Martins Pr発売日: 1…
ゲイのパルプ・フィクション/ペーパーバックのカヴァーをコレクションしたサイトがあったので紹介しておきたい(via.b:id:gnarly)。 Gay pulp fiction [Sex?] チープで扇情的なカヴァーは、どことなく趣(ノスタルジア)がある。内容は、多分、さして「過…
"Gallowglass"っていう単語には、どこか惹かれる。 辞書には、こんな風に書いてある。 GALLOWGLASS - in dictionary Gallowglass: gal·lo·glass or gal·low·glass Pronunciation Key (gl-gls) n. [Irish Gaelic galloglach : gall, foreigner + oglach, sold…
そろそろ2006年のカレンダーが出始めてきている。自宅用、ギフト用……と眺めているだけで、あれもこれも欲しくなって困ってしまう。 とりあえず、Amazon で買えるセクシー&アートなゲイ・カレンダーをピックアップしてみた(「本当に」セクシーなやつはUSサ…
『BRUTUS』 だけではなく、『VOGUE NIPPON』10月号でも、ブルース・ウェーバー展関連の特集をやっているとのこと。 http://www.vogue.co.jp/entertainment/bruceweber/ ウェバー氏のスタイリッシュで躍動感溢れる作品をセレクトし、綴じ込みブックに収録しま…
表参道の改札を出たら、稀・に・見・る・美青年の写真があった。そう、映画『トゥルーへの手紙』を記念したブルース・ウェーバー展「The True Store and Gallery」のポスターだった。http://www.excite.co.jp/cinema/special/alettertotrue/exhibition.dcg …
Musical Baton のおかげ……かな。ここのところ、CDショップのロック/ポップス・コーナーにも足を運ぶようになった。で、”D”アーティストのコーナーで、デペッシュ・モードのCDを探して、そしてちょっとデュラン・デュランのところに視線を移したら……このD…