HODGE'S PARROT

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music

地獄よ、おまえの勝利はどこにあるのか? 〜 ブラームス《ドイツ・レクイエム》

ヨハネス・ブラームスの《ドイツ・レクイエム》(Ein deutsches Requiem、A German Requiem)Op.45 を聴いた。Requiemアーティスト: Blomstedt,San Francisco Symphony出版社/メーカー: Decca発売日: 1995/05/16メディア: CD購入: 1人 クリック: 8回この商品…

J.S.バッハ《平均律クラヴィーア》第2巻第16曲

ヨハン・セバスティアン・バッハの《平均律クラヴィーア曲集》第2巻第16曲ト短調 BWV885 の素晴らしい演奏が YouTube にあった。 Ivan Donchev plays Bach 演奏者は、Ivan Donchev というブルガリアのピアニスト。1981年生まれ。とりわけフーガ(四声だよ!…

アリス・アデールのフランク作品集

Chamber Music (Dig)アーティスト: Franck,Ader出版社/メーカー: Fuga Libera Label発売日: 2005/09/27メディア: CD購入: 2人 クリック: 14回この商品を含むブログ (1件) を見るフランスのピアニスト、アリス・アデール(Alice Ader、b.1945 -)によるセザー…

ベルニーニのエクスタシー

ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ(Gian Lorenzo Bernini、1598 - 1680)も好きなアーティストで、あの滑らかな質感と独特の「表情」をもつ彫刻作品の数々は神業だな、と思う。で、そんなベルニーニの『アポロンとダフネ』をカヴァーに使用したCDをラックか…

Lyra Angelica

アルフレッド・デラーのディスクを探していたら、こんなアンソロジーを見つけた。 A Voix Haute, L'Héritage Des Castrats カストラートの遺産──男性のハイ・ヴォイス。デラーをはじめ、フィリップ・ジャルスキーらカウンターテナー、メール・ソプラノの「ま…

流れよ、我が涙

カウンターテナー、アルフレッド・デラー(Alfred Deller、1912 - 1979)の動画が YouTube にいくつか挙がっていた。デラーは、「カウンター・テノール」という声域を20世紀に復活──あるいは新生させた歌手だ。ベンジャミン・ブリテンのオペラ《真夏の夜の夢…

そのときには、あなたの祭壇に雄牛がささげられるでしょう 〜 ミゼレーレ

聖週間・受難週のために、いろいろと音楽を集めて、資料も準備していたのだが……ヨハン・セバスティアン・バッハはデフォだけど、他にも普段あまり聴かない華奢なフランス系あたりも──例えばフランソワ・クープランやマルカントワーヌ・シャルパンティエらの…

ヴィヴァルディ《スターバト・マーテル》を聴いて

Sacred Music - 2アーティスト: Vivaldi,Smith,Newman,Aradia Ens,Mallon出版社/メーカー: Naxos発売日: 2006/05/16メディア: CD購入: 2人 クリック: 22回この商品を含むブログ (1件) を見る アントニオ・ヴィヴァルディの《スターバト・マーテル》RV.600 が…

ペンデレツキ《ルカ受難曲》

Penderecki: St.Lukes Passionアーティスト: Penderecki出版社/メーカー: Decca Import発売日: 1990/09/10メディア: CD クリック: 21回この商品を含むブログ (1件) を見るペンデレツキ:ルカ受難曲アーティスト: ヴィト出版社/メーカー: Naxos発売日: 2004/01…

ゲザ・アンダの《クライスレリアーナ》と《ダヴィッド同盟舞曲集》

ゲザ・アンダの芸術~ドイツ・グラモフォン・レコーディングス(4枚組)アーティスト: ショパン,シューマン,リスト,ベートーヴェン,シューベルト,ゲザ・アンダ(ピアノ)出版社/メーカー: Brilliant Classics発売日: 2009/02/10メディア: CD購入: 1人 クリック: 1…

ぼくはお城の王様だ

セルゲイ・プロコフィエフというと……なんといってもピアノ協奏曲第3番ハ長調 Op.26 だ。あの超絶技巧のピアノ──音符が多くて音を拾うだけでも苦労するのに、そこにさらに、複雑なリズムとスピード、そして、なにより力(腕力)が要求される。そして、なにや…

マリオネットの葬送行進曲

シャルル・グノー(Charles Gounod、1818 - 1893)と言えば、オペラ『ファウスト』や『ロメオとジュリエット』がその代表作で、また、J.S.バッハの《平均律クラヴィーア曲集》の「前奏曲 第1番 ハ長調」にメロディを付した《アヴェ・マリア》がとりわけ大人…

ブラームス-ファンタジー

カルロ・マリア・ジュリーニ指揮&ロサンジェルス・フィルハーモニック管弦楽団による、ブラームスの交響曲第1番ハ短調 Op.68 を聴く。ジュリーニのブラームスと言えば、ウィーン・フィルとの演奏のほうが有名だと思うが、LA Phil との1982年の録音も僕は気…

ミロシェ・ポポヴィチのシューマン

ミロシュ・ポポヴィチ(Milos Popovic、b.1985)のロベルト・シューマン作品集を聴いた。ポポヴィチはベオグラード(彼は1985年生まれだから当時はまだ存在していたユーゴスラビアという国の首都)に生まれ、現在はセルビアとベルギー*1の二つの国籍を有して…

パスカル・デュサパン『作曲のパラドックス』

フランスの作曲家パスカル・デュサパン(Pascal Dusapin、b.1955)による『作曲のパラドックス』を読んだ(再読)。この本は、以前も書いたように、コレ―ジュ・ドゥ・フランスの開講講義の講義録で、このときデュサパンはコレ―ジュ・ドゥ・フランスの教壇に…

ソラブジのピアノソナタ第2番

パールシーの血を引くイギリス生まれの作曲家、カイホスルー・シャプルジ・ソラブジ(Kaikhosru Shapurji Sorabji、1892 - 1988)といえば、ゾロアスター教(拝火教)である。善神アフラマズダと悪神アンラマンユの戦い……。長大な演奏時間を要する超人的なま…

デイヴィッド・セオドア・シュミットのメンデルスゾーン、シューベルト、ブラームス

ドイツのピアニスト、デイヴィッド・セオドア・シュミット(David Theodor Schmidt、b.1982)の演奏によるロマン派のピアノ曲を収録したアルバムを聴いた。Sony Classical との独占契約(exclusive recording contract)第一弾のレコーディングようだ。Mende…

ミトロプーロス版《弦楽四重奏曲第14番 嬰ハ短調》

Beethoven & Verdi;Quartets Arrアーティスト: Beethoven,Verdi,Vpo,Previn出版社/メーカー: Polygram Records発売日: 2000/08/08メディア: CD購入: 2人 クリック: 9回この商品を含むブログ (1件) を見る 弦楽四重奏曲第14番 嬰ハ短調といったら……もちろんベ…

ミトロプーロスとロイプケのピアノソナタ

久しぶりにディミトリ・ミトロプーロス作曲のピアノソナタを聴いてみた。フランスのダンテ・レーベルから出ていたジェフリー・ダグラス・マッジ/Geoffrey Douglas Madge による演奏で、これが初めての全曲演奏のレコーディングであった(DANTE PSG9010)。…

レオニダス・カヴァコスのベルクとタレガ

ミトロプーロスの動画はないかな、と YouTube を探してみたが「動・画」はなかった。その代わりに、同じギリシア出身の音楽家ということで、related からヴァイオリニストのレオニダス・カヴァコスの映像がヒットした。 Leonidas Kavakos これはインタビュー…

マーラー版《死と乙女》と《セリオーソ》

グスタフ・マーラーの編曲による弦楽四重奏曲の傑作──シューベルトの《死と乙女》D.810 とベートーヴェンの《セリオーソ》Op.95 を聴いた。演奏は、マルコ・ボーニ/Marco Boni 指揮、コンセルトヘボウ室内管弦楽団(ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のメ…

ハイドン 《十字架上のキリストの最後の7つの言葉》

Haydn: the Seven Last Wordsアーティスト: Joseph Haydn,Nikolaus Harnoncourt出版社/メーカー: Elatus発売日: 2003/11/10メディア: CD クリック: 10回この商品を含むブログ (1件) を見る没後200年のメモリアル・イヤーにあたる、ヨーゼフ・ハイドン(Josep…

フレディ・ケンプのシューマン

ロベルト・シューマンの《謝肉祭 Carnaval》 Op.9 は、もう聴き飽きたかな……なんて思っていたけれど、それでも聴きはじめると、これが凄くよくて、その小宇宙に引きこまれ、血沸き肉踊り、あっというまに30分が過ぎていた。すこぶる快感。やっぱり名曲だな、…

シグナルからシンボルへ 〜 トッカータのフーガ(ホ短調、BWV914)より

「フーガの何たるかも、簡単に説明したい」(ダグラス・R・ホフスタッター)……というより昨日書いた、僕の大好きなヨハン・セバスティアン・バッハの《トッカータ ホ短調 BWV914》のグッドな演奏が YouTube にあったので貼っておきたくなった。聴いてね。 …

アンジェラ・ヒューイットのJ.S.バッハ《トッカータ》

最近、僕がとても気に入っているCDは、カナダ出身のピアニスト、アンジェラ・ヒューイット(Angela Hewitt、b.1958)によるヨハン・セバスティアン・バッハの『トッカータ集』だ。Toccatasアーティスト: J.S. Bach出版社/メーカー: Hyperion UK発売日: 200…

東独の音2 シューマンの室内楽集

キングレコードから出ている「ドイツ・シャルプラッテン」シリーズより、ロベルト・シューマンの室内楽集を聴いた。演奏は、アマデウス・ウェーバージンケ/Amadeus Webersinke(ピアノ)、ペーター・ダム/Peter Damm(ホルン)、ディートマール・ハルマン…

中國鋼琴名曲集

你好! 中国では春節(Chinese New Year、旧正月)ですね──そのため、今日は、北京・上海からの電話も漢字だらけのメールもぜんぜんなかった。 僕も気分は正月(ちなみに今日のランチは、もちろん中国料理)。というわけで、陳潔(Jie Chen、ジー・チェン)…

エリザベト・ジャケ=ド=ラ=ゲールのクラヴサン組曲

Harpsichord Suites 1-6アーティスト: Elisabeth-Claude Jacquet de la Guerre,Elizabeth Farr出版社/メーカー: Naxos発売日: 2005/11/15メディア: CDこの商品を含むブログ (1件) を見る ヨハン・セバスティアン・バッハの《リュート=ハープシコードのため…

中国最大のパイプオルガン

上海にある中国最大のパイプオルガンに関する映像が YouTube にあった。 Largest Pipe Organ in China [上海东方艺术中心/上海東方芸術センター/Shanghai Oriental Art Center] http://www.shoac.com.cn/ http://www.culture.sh.cn/english/vsorts_detail.…

音楽コメディ 〜 ラフマニノフの手はデカかった。

Igudesman & Joo という、ヴァイオリンとピアノのデュオに注目したい。 YouTubeでの再生回数をみると、二人は、かなり有名な音楽家なのだろう。とにかく彼らの息の合ったプレイは実に楽しい! 例えば、二人の「共同作業」によるラフマニノフの見事な演奏。 R…