HODGE'S PARROT

はてなダイアリーから移行しました。まだ未整理中。

デュティユー《コラールとヴァリエーション》



フランスの作曲家、アンリ・デュティユー(Henri Dutilleux、b.1916 - )の本が出るようだ。クロード・グレイマン 編『デュティユーとの対話 音の神秘と記憶』(木下健一 訳、法政大学出版局)。via.悪漢と密偵

20世紀後半の最大の作曲家の一人、アンリ・デュティユー(1916年生)。その生い立ちから、芸術家としての自己形成、同時代の偉大な作曲家・指揮者たちとの出会い、文学・オペラをめぐる思索までの全貌を、戦中・戦後ヨーロッパ社会の記憶のなかで語り尽くした、決定版の芸術的回想録。デュティユーをめぐる本邦初で唯一の書物であり、詳細な作品・文献目録、ディスコグラフィーなどを付す。




http://www.h-up.com/2009-06.html [法政大学出版局]


デュティユーの音楽は端的に美しい。奇抜なだけのパフォーマンスやウザイ説明とは無縁で、精緻精妙な音の組み合わせによって、音楽という「瞬間の神秘」を眩いくらいに堪能させてくれる。

YouTube にはデュティユーの作品はそれほど多く挙がっていないが、とびきりの演奏が一つあった。ピアノソナタ(1947年)より第3楽章「コラールとヴァリエーション Chorale et Variations」。
Thomas Yu Dutilleux Piano Sonata


Henri Dutilleux: Music - Mystery and Memory: Conversations with Claude Glayman

Henri Dutilleux: Music - Mystery and Memory: Conversations with Claude Glayman

Henri Dutilleux: His Life and Works

Henri Dutilleux: His Life and Works