アメリカ副大統領ディック・チェイニーの妻であるリン・チェイニーは、同性結婚をめぐる議論で、夫と異なる立場であることを、ＣＮＮの番組で表明した。
Lynne, Dick Cheney Differ on Gay Marriage [Yahoo! News]
現在アメリカ上院では、同性結婚を禁止する憲法修正への討論が行われており、ディック・チェイニーは、ブッシュ大統領に賛同すべく、（連邦レベルでの）憲法修正を支持している。
これに対しチェイニー夫人は、（同性間を含む）個々人の関係への法的認知は「各州レベル」で「最終決定」をすべきだと発言した。
これは、しかしながら、2000年の選挙キャンペーンにおけるディック・チェイニーの立場であった。が、マサチューセッツ州における同性結婚合法化によって、ブッシュ大統領近辺が態度を硬化させ、同性結婚を禁じる憲法修正案が提出され、副大統領もこれに従った。
リン・チェイニーは、同番組で、2000年のキャンペーンにおける夫の立場は「very good」だったと述べた。
チェイニー夫妻の娘メアリーはレズビアンでゲイ・アクティヴィスト。メアリーは前回の選挙では、ゲイ・コミュニティを代表して、父親（とその政党）を勢力的に応援したが、今回の選挙ではほとんど沈黙している。
