来年の1月26日であるが、日仏会館で、「オリヴィエ・メシアンと戦後前衛音楽」というレクチャー・コンサートが開かれるようだ。
オリヴィエ・メシアンの音楽は、特異なカトリシズム的傾向により、同時代の前衛音楽と区別されている。しかし1950年代において、メシアン独自の音楽語法がシュトックハウゼンやブーレーズらに代表される50年代の前衛作曲家達に影響を与えたのは事実である。今回のレクチャーでは、1950年前後のメシアンやブーレーズのピアノ曲を聴きながら、メシアンとヨーロッパの戦後前衛音楽の関係について説明する。
メシアンの50年「前後の」作品でピエール・ブーレーズら前衛絡みと言えば《音価と強度のモード》を含む『リズムのエチュード』だな。ブーレーズだったら《ピアノソナタ第2番》か。