セザール・フランクの限りなく美しい音楽、《前奏曲、フーガと変奏曲》の演奏が YouTube にあったので、是非とも紹介しておきたい。フランクの音楽の普及のために──もうこれはフランキストの義務のようなもの、そう、ミッションだ。
PRELUDE, FUGUE&VARIATION (part I) by C. Franck - Vinka Burić
PRELUDE,FUGUE &VARIATION (part II) by C.Franck - Vinka Burić
エレジーのような暗い情熱を秘めた主題が、重厚なフーガを経て、変奏され回帰するときの美しさには言葉を失う。恍惚とさせられる。まさしく至福の時である。これがフランクの音楽だ。
《前奏曲、コラールとフーガ》でも同様の感興を味わえる。とくにコラール。神聖でありながら、官能性も帯びている。
Julien Kurtz plays Franck's Prelude, Choral et Fugue Part 1
そして激情が迸るピアノ五重奏曲も。フランクというとヴァイオリン・ソナタばかりが有名であるが、このピアノ五重奏曲はそれに勝るとも劣らない傑作だ。
Franck Quintett
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