ツール・ド・フランスのニュースが続々と配信されているが、いよいよ最終日の29日。
レース自体も気になるところだが、そこからちょっとズレたニュースにも気になるものがあった。例えば CNET JAPAN の記事。
YouTubeは欧州でも成功するか? [CNET JAPAN]
最大のニュースは、YouTubeの欧州上陸だろう。YouTubeは、欧州7カ国(フランス、スペイン、オランダ、英国、アイルランド、ポーランド、イタリア)、そして日本、ブラジルの9カ国でサービスを展開する。YouTubeスタッフは、ローカリゼーションでは単にサイトを現地の言語に翻訳するだけではなく、おすすめビデオなどでローカルコンテンツを充実させていくことを強調する。TV局やスポーツチームなど200社近くのコンテンツプロバイダと提携、フランスではフランス版CNNといわれるFrance 24も提携先として名を連ねている。日本でも有名なフランスの自転車ロードレースTour de France(ツール・ド・フランス)もYouTubeのブランドチャネルとして展開する。会期中、その日のハイライト動画をアップするようだ。
つまり「米国ではじまったサービスをそのまま欧州で展開しても、成功するとは限らない」、したがって「地元=欧州のテイストを正しく理解していること」が必要で、それに配慮したローカリゼーションを行うという、あたりまえのセオリーに則ったまでのことなのだが。まあ意外に忘れがちな「セオリー」ではあるかもな。
で、「Tour De France」と言えばクラフトワーク/KRAFTWERK の音楽だな。久しぶりに聴いた。いいなこれ。
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クラフトワークについては以前も書いたように、最初はバラネスク・クァルテットによる弦楽四重奏による演奏を聴いたのがきっかけでファンになった。とくに『モデル』が素晴らしく、チェロの低音とヴァイオリンのフラジオレットによるメロディーラインが絶妙だった。
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その『モデル』を弦楽三重奏で演奏した映像が YouTube にあった(バラネスクとは別の演奏者)。
Kraftwerk "Das Modell" by Triology
やっぱりいいな、このテイスト。原曲はもちろんバリバリの電子音楽なのだが、こうしてアコースティックな楽器による演奏を聴くと、やはりクラフトワークもハイドンやベートーヴェンに通じる「ヨーロッパの音楽」なんだな、と思う。
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