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クレア・コールブルック『ジル・ドゥルーズ』

ドゥルーズと言えば、現代思想ガイドブック「ラウトリッジ・クリティカル・シンカーズ」日本語版、クレア・コールブルック著『ジル・ドゥルーズ』(青土社)が出たのだった。

ジル・ドゥルーズ (シリーズ現代思想ガイドブック)

ジル・ドゥルーズ (シリーズ現代思想ガイドブック)

「もちろん」まだ読んでいないのだが、訳者である国分功一郎の解説に、スラヴォイ・ジジェクの「ドゥルーズ=ガタリ」批判──『アンチ・オイディプス』は「ドゥルーズの著作として」最悪だ──をあえて確認して、しかし、それでも/それゆえ、『アンチ・オイディプス』はドゥルーズの著作として最高だ、と堂々と記してある。ドゥルーズの概説書はいくつもあるが、これも期待できるな。