先日話題にしたドイツのファッション・デザイナー、ルドルフ・モスハマー（Rudolph Moshammer）殺害事件で、容疑者が逮捕された。
Iraqi Admits to Moshammer Murder [[Deutsche Well]
犯人はイラク人男性Herisch A、２５歳。殺害理由は、「sexual favors」による「支払い」が原因と迂遠な書き方がされているが、要するに、性的交渉による「金銭授受のトラブル」だ。
ただ、この記事。
The victim "apparently refused to pay, which led to a dispute
と警察の発表にあるように、犯人の供述に疑わしい点があることを匂わせている。「モスハマー氏は抵抗できなかった」とも。検死によると、被害者は自宅で突然襲われ、電話線で絞殺されたとある。
そして容疑者は、ギャンブルで借金があり、犯歴自体は警察の記録にないものの、二件のセクシュアル・ハラスメントと強姦の容疑で当局にマークされていた。今回の逮捕は、その別件の性的犯罪容疑によるＤＮＡサンプルの検収がきっかけになった。犯行から二日後のことだった。
警察当局は、メディアと市民の捜査協力に感謝を意を示した。電話による500本以上の情報提供やメディアのフォローが早期の犯人逮捕につながったからだ。犯行前と後の──彼は犯行後、髪を剃った──２種類の写真も公表された。
ルドルフ・モスハマー氏は、アーノルド・シュワルツェネッガーやテノール歌手のホセ・カレーラスを顧客に持つドイツきってのセレブ。ネッスル社は今回の事件により、モスハマー氏と愛犬のデイジーを起用した広告を取りやめた。
