HODGE'S PARROT

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最近の英仏首脳のご様子




World owes US a debt, says Brown [BBC NEWS]

Mr Brown said the shared ideals of two centuries of history "have linked the destinies" of the two countries.


He also quoted Winston Churchill - the first British prime minister to visit Camp David - who also spoke of a "joint inheritance".


This close relationship would help in the fight against nuclear proliferation, global poverty, climate change and global terrorism, Mr Brown said.


"And we should acknowledge the debt the world owes to the United States for its leadership in this fight against international terrorism," he added.


なんだけど……キャンプデービッドで開かれた米英首脳会談で、ブッシュ米大統領がプレゼントした「ボンバー・ジャケット」をゴードン・ブラウン英首相がそのまま放置していた件。
米大統領のプレゼント、お気に召さず!? 英首相、専用機に放置 [Yahoo!ニュース/産経新聞]

ボンバー・ジャケットはブッシュ大統領のお気に入りで、同大統領のロゴやブラウン首相の名前が縫い込まれている。01年の首脳会談でもブレア前英首相に贈られており、前首相はジャケットを着て撮影に応じた。


「カジュアルな服装で」という大統領側の要望にダークスーツ姿で臨んだブラウン氏の対応に、米国内では「プードル(言いなりになる人)というよりブルドッグ(頑固者)」という論評も出ている。

いいぞ、ブラウンさん(笑)。

YouTube にはC-SPANの映像があった。
FIRST GEORGE W BUSH GORDON BROWN PRESS CONFERENCE pt2


それと「スティーヴ・グローヴと英17歳リベラル政治評論家」で紹介したジェイムズ君(17歳)も今回の米英首脳会談について投稿している。

Politics 14: Brown meets Bush






フランスでは、スト中でも最低限の公共サービスを維持する「ミニマムサービス」を実施する法案が、国民議会(下院)で可決された。
「サルコジ改革」始動 “仏名物”ストが消える!? [Yahoo!ニュース/産経新聞]

大統領は「もっと働き、もっと稼ごう」を標榜(ひょうぼう)しており、週35時間労働の柔軟化の一環として、残業手当に対する所得税社会保障制度の負担金免除など一連の雇用問題の改革を目指す「労働・雇用・購買力向上」法案も1日に可決された。この法案はごく一部の高額な相続者を除く相続税の廃止や所得税の上限の引き下げなど税制にも関係があるため、別称「税制全問題」法案とも呼ばれている。


 5月中旬に発足したサルコジ政権はこの約3カ月の特別会期で、この2法案のほかにも、再犯者への厳罰や大学自治に関する法案の計4法案を可決するなど「働く政権」を印象付けた。


<仏企業>リビアに武器売却の契約 国防相認める [Yahoo!ニュース/毎日新聞]

モラン仏国防相は3日、リビアと仏企業との間で総額2億9600万ユーロ(約482億円)に上る対戦車ミサイルと通信システムの購入契約が調印されたと認めた。リビア大量破壊兵器を放棄し、欧州連合(EU)が04年に対リビア武器禁輸措置を解除して以来、欧州から初の武器売却契約となる。
 契約によると、リビア対戦車ミサイル1億6800万ユーロ相当を欧州武器製造企業MBDAから、通信システム1億2800万ユーロ相当を欧州航空防衛宇宙企業EADSから購入する。


Hervé Morin : contrats EADS


エルヴェ・モラン [ウィキペディア]

ノルマン系。フランス民主連合(UDF)の副議長(副党首)兼スポークスマンとして2007年フランス大統領選挙では、フランソワ・バイル陣営にあったが、選挙後、フランソワ・フィヨン内閣の国防相として入閣した。



目標とする政治家は、シャルル・ド・ゴールとピエール・マンデス・フランスである。

MBDE [Wikipedia en]
EADS [Wikipedia en]



そういえば今読んでいるジョエル・スワードロウの『コードZ』(ハヤカワ文庫)にも「フランス経済は異常なほど武器輸出への依存度が高くなっている」という記述があった。フランスがどういう国家で、どんな利益を得、そしてそのような「国家から給料を貰っているのは誰なのか」ということは知っておいても良いだろう。




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