韓国の現役裁判官が「同性間の法的結合を認めよう」と主張する論文を発表した。
現役裁判官「韓国でも同性婚を認めるべき」 [朝鮮日報]
済州(チェジュ)地方裁判所の鄭在吾(チョン・ジェオ、36)裁判官は同性間の婚姻が認められていない韓国でも「同性間の生活共同体」に関する立法議論が必要であるという内容の「同性間の生活共同体−ドイツの改正生活同伴体法を中心に」という論文を最近発表した。
鄭裁判官はこの論文で「同性間の生活共同体に法的基盤を設ける立法行為は、同性愛者が人格権を自由に発現できるようにし、性的指向による差別を撤廃することに貢献する」と主張した。鄭氏はまた「韓国の裁判所が既存の法を類推して同性のカップルの間で生じた紛争を解決することは、司法部が国会立法権を侵害することになる」と主張した。
ドイツの場合、2001年から男女間の婚姻に似た制度として同性間の「生活共同体」を認めており、「同伴者」関係の成立条件、扶養の義務、財産の分割方法などを規定した法を施行している。