ノルウェーといえば、僕にとっては、何といっても作曲家のエドヴァルド・グリーグ(Edvard Grieg、1843 - 1907)だ。というわけで、YouTube にあった《ピアノソナタホ短調 Op.7》のグッドな演奏を──グリーグ似のピアニストで。
Grieg - Piano Sonata, Op. 7 - I. Allegro moderato
シューマンの第二番ソナタにも似た熱気がいい。(ピアノ協奏曲イ短調もシューマンのそれと比べられるし、実際によくカップリングされているし。以前も書いたように、グリーグについては「北欧のショパン」というよりも「北欧のシューマン」とでも形容したい。)
CDは、ペーテル・ヤブロンスキー(Peter Jablonski、b.1971)の演奏をよく聴いている。
- アーティスト: ヤブロンスキー(ペーテル),グリーグ
- 出版社/メーカー: ポリドール
- 発売日: 1997/06/21
- メディア: CD
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このディスクには、ソナタよりも長大な《バラード》(ノルウェー民謡による変奏曲) Op.24 や《ホルベルク組曲》 Op.40 、有名な──まさにリリカルな「アリエッタ」を含む《抒情小曲集》から6曲が収録されており、グリーグのピアノ独奏曲の素晴らしさを──とりあえずこの一枚で──堪能することができる。ヤブロンスキーのピアノも、いい。