HODGE'S PARROT

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ステパノス 好きな短編小説1



inmymemory さんの「短編小説(掌篇)神髄168選(私家版)」に触発されて、「印象に残った」短編小説のリストを組んでみたくなった。ただ、一度にリストアップすると、あれを忘れたこれも入れたかった……となってしまうので何回かに分けて書いていきたい。100はいくかなー。短編だから読み返してみて感想も書くかもしれない(さっきフラナリー・オコーナーを読み返して「うわぁ、すげえ」と思った)。

それと……本(小説)を読むのはもちろん好きなのだが、それに劣らず、「本についての本」を読むのも凄く好きで、かつて角川文庫から出ていた『読書の快楽』や雑誌『ブルータス』特集「20世紀読書計画」、『グルーヴィブックリビー2001』あたりのガイドブックを片手に本の猟書をしたのも思い出した。まあ、要するに、本について語ることはとても愉しい、ということだ。

今回は以下の15編を選んでみた(検索しやすいように、その作品が収録されている書名と出版社を記した──ヘンリー・ジェイムズの『ある婦人の肖像』やトーマス・マンの『魔の山』はすぐには読めないかもしれないけど、短編なら読めるよね)。

  • クライヴ・バーカー「丘に、町が」(集英社文庫『ミッドナイト・ミートトレイン』)

わりと有名なものばかりだけれども、特にチャールズ・バクスター「世界のハーモニー」は作曲家ヒンデミットのエピソードを巧みに織り込んだ「慰めに満ちた」佳品だ。機会があったらぜひ読んでほしいと思う。