クロアチア出身のピアニスト、マキシム/MAKSIM の『ヴァリエーションズ』を聴いた。
『ニュー・ワールド』の長髪が、ちょっと好みじゃなかったので敬遠していたのだが、 YouTube にあった映像にヤラれた。ダークなクラブ風のファッションで白と黒の鍵盤に向う姿は、やはり絵になる。『ヴァリエーションズ』を買ったのは、髪が一番短めの写真がカヴァーに使われていたからだ。
クロスオーバー/クラシック曲のポップス・アレンジで、フランツ・リストの『死の舞踏』をアップテンポで、スクリャービンの練習曲嬰ニ短調 op.8-12 をハリウッド映画音楽のように演奏してしまうのには、恐れ入る──こんなにウキウキしていいのだろうか? リストのアレは『グレゴリオ聖歌』の≪怒りの日≫じゃないか、と。
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チャイコフスキー、ムソルグスキー、ショパン、バッハ、パガニーニというクラシックの有名作に混じって、坂本龍一『戦場のメリークリスマス』、トンツィ・フーリッツィの『アマゾニック』『リー・ルーズのテーマ』、フレディ・マーキュリー/クイーンの『ボヘミアン・ラプソディ』、デヴィッド・エセックス『オリンピック・ドリーム』が収録されている。とくに『アマゾニック』は心地良い曲だった。
[Maksim Mrvica]
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