HODGE'S PARROT

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フィリップ・ジャルースキー『ヒーローズ』

HODGE2006-11-12




カウンター・テナーも聴いているとすごくいいんだけど、どうも学者のような渋面の人が多くて、オペラ的な華がないなーと思っていたんだけど、フィリップ・ジャルースキー(Philippe Jaroussky)のCDを見て改めた。
イケメンじゃないか、ポーズも格好よくキメているし。それにタイトルが勇ましくも『ヒーローズ』ときた。
古楽だってこれくらいヴィジュアル面を強調してもいいだろう。

というわけで、早速、このヴィヴァルディのオペラ・アリア集『Heroes: Vivaldi: Opera Arias 』(Virgin Classics )を手に入れ、聴いた。Amazon.jp ではまだ登録されていないので、曲名とかの詳細はタワーレコードのサイトを参照のこと。

『ティト・マンリオ』とか『狂乱のオルランド』のシーンをジャルースキーは超絶技巧で歌いまくる。といってもカウンターテナーなので繊細で優美な声はそのまま。スウィート、そして時にセクシー。この独特の得難い雰囲気はカウンターテナー(メイル・ソプラノ)ならでは、だ。

で、YouTube に行くと、ヘンリー・パーセルを歌っているジャルスキーの映像があった。こっちはちょっとかしこまっているかな。でも、その美しい声に、わずか数分であるが、触れることができる。


フィリップ・ジャルスキーは1978年フランス生まれのソプラニスト。ヴィヴァルディやモンテヴェルディの作品などをリリースしている。ソロアルバムとしては他に『Vivaldi: Virtuoso Cantatas』やベネデット・フェラーリ作品集『Ferrari: Musiche Varie』などがある。

Virtuoso Cantatas

Virtuoso Cantatas