HODGE'S PARROT

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intoxicate の特集は武満徹

タワーレコードのフリーペーパー『intoxicate』(イントキシケイト)の最新号 FEBRURY 2006 VOL.60 は、特集 武満徹 没後10年「妖精と距離」。内容は、

[対談] 武満眞樹&鯉沼鳥利成

[鼎談] 水谷浩章×中島ノブユキ×鈴木大介

[inter-view] デイヴィッド・シルヴィアン

[Column] 室内楽:木幡一誠 映画音楽:片山杜秀 メタ・ムジーク:小沼純一

という読み応えのあるもの。

武満  今、現代音楽の若い世代の作曲家の人たちは、自由にいろいろな音楽を聞ける状況にあると思いますけど、あの世代(武満徹の世代)でいろんなジャンルの友達がいた人は割りと少ないですよね。幸せなことに、他のジャンルの若い人たちが募ってくれて、あるとき家にユーリズミックスが訪ねてきたりとかね。いきなり電話がかかってきて、私に「おまえユーリズミックスって知ってる?」って言うから「当たり前じゃん」なんて言ってたら、「今から来るって言ってる」って(笑)。サインもらっといてよなんて言いましたね。


ほかにもグレイトフル・デッドの人とか、ロンドンに行けばデイヴィッド・シルヴィアンが来たり。喜んでたと思いますよ。基本的に若い男性好きでしたから、彼らの耳を意識していたところがあると思うんです。




[対談] 武満眞樹&鯉沼鳥利成より

武満徹の世界

武満徹の世界

武満徹の音楽

武満徹の音楽

武満徹―その音楽地図 PHP新書 (339)

武満徹―その音楽地図 PHP新書 (339)

武満徹 ギター作品集成

武満徹 ギター作品集成

  • アーティスト:鈴木大介
  • 発売日: 2005/04/21
  • メディア: CD




さらに「鬼才」ヴァレリー・アファナシエフの『音楽と形而上学』(Music and Metaphysics)が連載開始。これは、浜離宮朝日ホールで2005年10月22日に行われたアファナシエフのレクチャーを文書化したもの。この鬼才ピアニストは、これまでにも日本でしばしばレクチャーを行っており、それらの書籍化も考案中だという。
ベルクソンハイデガー、そして東洋思想に言及する異能のピアニストは、饒舌かつ魅力的なパフォーマーだ。
音楽アーンド哲学ファンはぜひ。

シューベルト:ピアノソナタ第18番

シューベルト:ピアノソナタ第18番


それにしても、アファナシエフのCDジャケットは濃いなー。



そして intoxicate も、これほど濃い内容で 、しかも"TAKE FREE" なんだから、『R25』同様、取ってこない手はない。