先日書いた、イケメン哲学者 新哲学派ベルナール=アンリ・レヴィの『サルトルの世紀』。アマゾンでも在庫ありになって、書影も載っている(ISBN:4894344580)。
そういえば、この本には、すでに浅田彰による「歯切れのいい」レビューがあった。
もちろん、自分を現代のサルトルとして演出しようというBHLの意図は、見えすいているといえば見えすいている。この時期にサルトル論を刊行し、あらゆるメディアでインタヴューに応じてみせるあたりは、かつての「新哲学派[ヌーヴォ−・フィロゾーフ]」のリーダーらしいメディア戦略と言うべきだろう。だが、そのダイナミックな思考において、また、歯切れのいいスピーディな文体において、BHLは、古き良き人間主義・人権主義に回帰するばかりの同世代の講壇哲学者たちを遥かに凌駕している。
そうそう、イケメン哲学者といえば……三省堂に萱野稔人の写真付きポップ(朝日新聞の切り抜き)があって……そのルックスに見惚れて……その著書『国家とはなにか』を購入した。
- 作者: 萱野稔人
- 出版社/メーカー: 以文社
- 発売日: 2005/06/17
- メディア: 単行本
- 購入: 12人 クリック: 142回
- この商品を含むブログ (118件) を見る
まだ読んでいないが、フーコーやドゥルーズ、ガタリなどに依拠しながら、論を進めているようだ。