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スイスの「同性のパートナー登録法」詳細

昨日の「スイス、国民投票でゲイ・パートナーシップ・ライツ支持」のエントリーに対して、TransNews Weblogさんよりトラックバックをいただきました。ありがとうございます。

「スイス国境を一つ外す」 EUへの第一歩 [suissinfo]

今回、同時に可決された同性愛パートナーの公的登録法では欧州諸国でも寛大な政策をとることになる。欧州で同性愛者の「結婚」をも認める最も進んでいる国はベルギー、オランダだ。その次に結婚と同等の権利が与えられるパートナーシップの形を取るドイツ、英国やスウェーデンなどに仲間入りすることになった。しかし、血の繋がっていない子供を養子縁組できるのはオランダ、イギリス、スウェーデンのみで、他の欧州諸国はスイス同様できない。

 スイスではこの様な法律がすでに3つの州で存在していたが、今回の法が発効されれば(2007年から)、同性愛者はパートナーとともに国内何処へでも引越しをできるばかりか、入院中の訪問許可、喪主になること、年金の扱いなどで生活が改善されることになる。これは、同性愛者への理解が深まってきた国民意識の変化の表れだ。

同性愛者の公的登録 スイス3州ですでに可能だが… [suissinfo]

同性をパートナーとして登録を認めるチューリヒジュネーブ、ヌシャテルの3州だが、カップルの権利については州ごとに大きな差異が見られる。ジュネーブは大きく権利を認めている州で、同じフランス語圏のヌシャテル州も、住民で同性のパートナーを夫婦とほぼ同等として認めている。しかし、権利は州法に限っており、国営の老後年金などは適用されない。
今回の国民投票で全国的に同性愛者が同性パートナーとして登録することが認められた場合、現在州レベルで登録している人も、新たな登録手続きが必要となる場合があるので気をつける必要がある。