先日のイギリス総選挙でブレア労働党政権の歴史的3選を許した野党保守党。マイケル・ハワード党首は、今回の敗北により、すでに辞意を表明しているが、次の党首を決める「党首選レース」に、ゲイであることをオープンにしているアラン・ダンカン氏（Alan Duncan）の名前が浮上している。
Alan Duncan for Tory leadership race? [Gay.com UK]
アラン・ダンカン氏はインディペンデント紙のインタビューで、「保守党はなぜ若い有権者にアプローチできなかったのか、適切な分析が必要だ」と応えた。そしてその一例として、保守党とゲイ・コミュニティの「醒めた関係」を挙げ、
"The only way forward is something which is socially and economically liberal. It must not be judgementally authoritarian. That just alienates people and just drives them away," he told the newspaper.
今回の選挙では、当選議員数は──イギリスでは単純小選挙区制を取っているので──労働党と保守党の差はまだ開いているものの、しかし、保守党の支持率自体は33%とアップしている。そしてハワート党首は、ゲイの有権者にも積極的にアプローチしてきた。
記事では、もしアラン・ダンカン氏が保守党党首となり、もし次回の総選挙で保守党が勝利したら……イギリス史上初のゲイの英国首相が誕生するかもしれない、と締めくくっている。
"We are still catching up with all that."
THE INDEPENDENT 「Tories: after defeat」の Alan Duncan インタビュー
http://news.independent.co.uk/people/profiles/story.jsp?story=636831
ガーディアンの「Ask Aristotle」Alan Dauncan
http://politics.guardian.co.uk/person/0,,-1492.html
