マーガレットさんより、ジジェクの『快楽の転移』(The Metastases of Enjoyment)の表紙はラ・スペコラ博物館(Museo di storia naturale sezione di zoologia La Specola)にある蝋細工解剖学模型だと教えていただいた。ありがとうございます。実は前からこの強烈な写真が気になってました。
- 作者: スラヴォイジジェク,Slavoj Zizek,松浦俊輔,小野木明恵
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 1996/01
- メディア: 単行本
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スペコーラ美術館(La Specola)とは、フィレンツェに存在する美術館であり、18世紀末に作られた多数の人体解剖蝋人形を所蔵している。人体解剖蝋人形のコレクションに関して有名であるが、各種動物の剥製や標本のコレクションも膨大であり、広義の動物学に関する資料館としての役割も大きい。この美術館は1790年、トスカーナ大公ペーター・レオポルト・フォン・ハプスブルク=ロートリンゲンによって、自身の所有する美術館に所蔵される学術的資料を一括して所蔵、管理する博物館を設立する目的のために設立された。
で、いくつかの写真は Wikimedia とか Flickr で見ることができた。まさにアラベスクとグロテスクな感じ──でもそこに詩的さも、ある。
↓ は YouTube にあった動画。
それと『Morbid Anatomy』というアートの解剖/解剖のアートを特集しているブログもあった。ここは凄い。
図版や解説書だと、国内版で手に入りやすいのはタッシェンの『解剖百科』と亀津菜穂子&佐藤明の『バロック・アナトミア』あたりかな。
- 作者: フィレンツェラスペコーラ美術館
- 出版社/メーカー: タッシェンジャパン
- 発売日: 2002/09
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- 作者: 亀津菜穂子,佐藤明
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2005/05/22
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マルクスの弁を借りれば、人間を解剖することが猿の解剖には重要なのだ。
スラヴォイ・ジジェク『幻想の感染』(松浦俊輔 訳、青土社)p.145
さあ、アナトミーでエンジョイせよ!
青島文化教材社 スカイネット 立体パズル 4D VISION 人体解剖 No.SP スーパーデラックス胴体解剖モデル
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