エスクァイア特集「発見、クラシック音楽」

久しぶりに『Esquire 日本版』を買った（2006年9月号）。クラシック音楽の特集を組んでいるからだ。

Esquire (エスクァイア) 日本版 2006年 09月号 [雑誌]

ニコラウス・アーノンクールの記事（執筆者は『萌えるクラシック』の鈴木淳史） から始まり、「ロシアピアニズム」（イケメンのニコライ・ルガンスキーの写真付き）、リトアニアの音楽家で画家でもあるミカロユス・コンスタンチナス・チョルリョーニス（おぉ！）、「古楽器サウンド、という潮流」（ウィリアム・クリスティがゲイであることを明記）という音楽専門誌に引けを取らない優れた内容。とくに古楽／古楽器関連の記事は眼を見張るほど充実している。
他にも、杉本博司、中沢新一、平野啓一郎、清川あさみ、岸田繁らによるフェイバレット、バッハから武満徹までの著名な作曲家の紹介──ただしシューマンがない！　これは犯罪だ！

まあ、とにかく読み応えのある記事ばかり。しかも「古楽器サウンド」のサンプルＣＤ付きだ。

ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ集

ヘンデル: 歌劇「アルチーナ」

魔法の島の悦楽~リュリ:ディヴェルティスマン