スクリッティ・ポリッティ(SCRITTI POLITTI)の『ソングス・トゥ・リメンバー』(SONGS TO REMENBER)。グリーン・ガートサイド率いる──彼の「個人プロジェクト」とも言われる──英国バンド、スクリッティ・ポリッティのファーストアルバムだ。
「UK NEW WAVE Renaissance」として、2004年、リマスター音源にて復刻。
- アーティスト: スクリッティ・ポリッティ
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2004/03/24
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『キューピッド&サイケ85』(Cupid & Psyche 85)に勝るとも劣らないファンキーでポップなノリが実に小気味いい。
- アーティスト: スクリッティ・ポリッティ
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ところで、ファンなら周知であるが「スクリッティ・ポリッティ/SCRITTI POLITTI」という不思議なバンド名は、むろん英語ではない。イタリア語である。「政治的文書」を意味するこの言葉は、アントニオ・グラムシに由来するものだ。
そして哲学/思想に傾倒するグリーン・ガートサイドは、ズバリ「ジャック・デリダ/Jacques Derrida」なる楽曲を、ファーストアルバムのナンバーに加えている。
これがどんな曲かと言うと……ファンキーなボサノヴァ調。グリーンにとって、デリダはこんなにも明るく楽しい存在なんだ! スウィートな声で「僕はデリダに恋してる/心を奪われている」と歌うグリーンは、とても他人事とは思えない。
I'm in love with a Jacques Derrida
Read a page and know what I need to
Take apart my baby's heart
I'm in love
To err is to be human
To forgive is too divine
I was like an industry
Depressed and in decline
Here comes love for ever
And it's here comes love for no-one
そしてなんといってもカッコイイ文句
Still support the revolution
今も革命を支持している