HODGE'S PARROT

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ヴィスコンティ映画祭

が今週末からスタートする模様。
http://www.asahi.com/event/visconti/

僕がルキノ・ヴィスコンティの映画で一番好きなのは『地獄に堕ちた勇者ども』。あと長過ぎるが難だが『ルードヴィヒ』も好きだ。『山猫』も。とにかくゴージャスだよな。プルーストの『失われた時を求めて』が映画化されていれば、と本当に残念に思う。

それとヴィスコンティの映画で個人的に関心を持つのは──ヘルムート・バーガーアラン・ドロンといったハンサム・ガイばかりではなく──音楽だ。

『ルードヴィヒ』ではワーグナーの『タンホイザー』、とくに「夕星の歌」がとても印象的だし、ロミー・シュナイダーが登場するときに流れるシューマン子供の情景』も忘れ難い。
「夕星の歌」はリストによるピアノ編曲版があるので、ときどきピアノで弾いてみたりする。CDはジャン・イヴ・ティボーデの『リスト トランスクリプション集』(Decca)を愛聴している。
それと音楽で注目なのは、『熊座の淡き星影』で使われるセザール・フランクの『前奏曲、コラールとフーガ』。このフランクの曲は僕の大お気に入りの音楽。演奏はボレット、コラール、キーシンといったところを聴いている。それと『前奏曲、コラールとフーガ』にはガブリエル・ピエルネによる管弦楽編曲版があって、これもなかなか聴き応えがある。