中華人民共和国の新華社通信(新华社、Xinhua News Agency)というと、世界的な有力メディアというだけではなく、その記事内容は、政府当局の意向をかなりのところ反映しているのではないか、という感じを受ける。
その新華社が、ヨーロッパと日本の同性愛やトランスジェンダーの政治家についてのレポートを、かなりのスペースを割いて扱っているのを TransNews さん(いつもありがとうございます)より教えていただいた。
他们毫不避讳地谈及自己的性取向,而他们的政绩也并未因其“特殊身份”有丝毫逊色
5月24日,英国剑桥市长償セ妮·贝利正式走马上任。与众不同的是,这位新市长是一位变性人,她的丈夫也做过变性手术。而在保守的日本,被最大在野党民主党提名为参议员候选人的尾逵加奈子也于近日宣布,她将在6月3日与自己的同性伴侣结婚。
其实,这只是国际政坛“个性官员”闪亮登场的一个缩影。在宽容与多元成为时代特色的今天,越来越多的同性恋官员甚至变性人开始在政坛“崭露头角”,他们毫不避讳地谈及自己的性取向,而他们的政绩也并未因个人的特殊身份有丝毫逊色。
中国語は読めないのだが、なんとなく書かれてある漢字でわかる感じがする。「性别的困惑」「变性」「同性恋者」「日本女同性恋」「同性伴侣结婚」「同志」「同性恋身份」……。
もちろん写真を見れば一目瞭然だ。先日エントリーした英ケンブリッジ市長に就任したトランスジェンダーのジェニー・ベイリーさん(Jenny Bailey、自由民主党)、レズビアンであることを公言して「保守的な日本」(而在保守的日本)から民主党の公認で国政へチャレンジした尾辻かな子さん、そしてゲイであるをオープンにしているパリ市長ベルトラン・ドゥラノエさん(Bertrand Delanoë、社会党)とベルリン市長クラウス・ヴォーヴェライト(Klaus Wowereit、SPD)さん。
いちおう altavista で英訳してみたが(それでもよくわからないところがある、ニュアンスが読み取れていないかもしれない)、セクシュアル・マイノリティに対して真摯に、そしてその「国際的な潮流」を肯定的に扱っているようだ。例えばヴォーベライト市長のゲイであることをカミングアウトしたときの発言「我是同性恋,我觉得这样很好」をきちんと書いているし、彼のことを「恕y国未来的同性恋领导人?」と紹介している。
この「紹介という形」でLGBTについての記事を載せた新華社の──すなわち政府の意向、中国国内におけるインパクトを知りたいところだ。
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