またまた「ロックしている」ヴァイオリニストの映像があった。曲はジュゼッペ・タルティーニ(Giuseppe Tartini、1692 - 1770)の《悪魔のトリル/Devil's Trill sonata》。
Tartini devil's trill sonata Chapter 2
アグレッシブなボーイングに、例のダブルストップ(重音)が見事だ。カデンツァもカッコイイ! まさにロックスターだ、君は。
ま、この《悪魔のトリル》には、実際にヴァネッサ・メイ/Vanessa-Mae による「有名な/悪名高い」ポップス・ヴァージョンがあって、こちらは聴いたことがある人も多いだろうと思う。
Vanessa Mae - The Devil's Trill
→ http://www.youtube.com/watch?v=nQ798THmR5Y (Embedding disabled だった)
ただ、やはり悪魔の気配をひしひしと感じるのは、通奏低音だけによるバロック・スタイルの演奏かもしれない。静謐でありながら、そこに只ならぬ雰囲気が漂っている。
Devil's Trill Sonata 3
↓ はアンドルー・マンゼ(Andrew Manze、b.1965)によるタルティーニのCD『悪魔のソナタ』。バロック・ヴァイオリンを使用し、しかも無伴奏。ジャケットからして雰囲気がある。
Tartini: The Devil's Sonata / Andrew Manze
- アーティスト: Giuseppe Tartini
- 出版社/メーカー: Harmonia Mundi Fr.
- 発売日: 1998/03/10
- メディア: CD
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