「同性愛」をめぐる英国国教会分裂問題で、米マサチューセッツ聖公会(Episcopal Diocese of Massachusetts)のトーマス・ショウ主教は、分裂回避への可能性を示した。
Bishop says gap is closing over gays in Anglican church [Boston.com]
ショウ主教は、まず、「ゲイやレズビアンの聖職者叙任を停止」することに対しては、明確に反対した。
そして、カンタベリー大主教の勧告に従い、米聖公会とカナダ聖公会は「Anglican Consultative Council」への代表を一時的に退くが、これは、アングリカン・コミュニオン(Anglican Communion)からの「分離・分裂(schism)」を意味するものではない、と発言した。
ショウ主教はまた、保守的な立場を取る聖職者やアフリカの教会の意見もあるが、何よりも教会の統一が必要であり、相互理解を目指したい、と表明。そしてカンタベリー大主教の宣言を引く。
同性愛の人々は神の子供であり、神の慈愛を授かっている。神聖な教えと友愛の精神を十分に与えることができる。そう、私たちは確信している。