HODGE'S PARROT

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E・サイードはどれくらい「正しい」のか?

以前から僕は、エドワード・サイードとその「同調者」によるパレスチナ問題への態度に疑問を持っていた。それはパレスチナ側の同性愛者に対する「人権侵害」をまったく無視し、イスラエル=悪、パレスチナ=善という構図で「正義」を独善的に語っているからだ(そこにはイスラエルの背後にいるアメリカを叩きたいという反米感情があるのだろう)。

以下のオランダ発のニュースでは、いかにパレスチナのゲイ&レズビアンが虐げられ、命の危険に曝されているかがわかる。サイードは、どうしてこういったことに無関心だったのか。知らないで「偉そうなこと」を言っていたのか? それとも、これこそ「イスラム報道」だというのか?

A society in denial [Radio Netherlands]

パレスチナ(Palestinian Occupied Territories)の同性愛者は、逮捕され、拷問を受け、死に至らしめられる。彼らは、よって、イスラエルに「逃亡」せざるを得ない。しかしパレスチナ当局は、さらに、そこにつけこむ。つまり、イスラエルのゲイ・レズビアン団体の庇護を受けようとする同性愛者(または同性愛者を装った異性愛者)を「エージェント/スパイ」として送りこむのだ。

こういったことを、パレスチナ同調派の日本人はどれほど知っているのか。イスラエルの兵隊がパレスチナ人に発砲したら鬼の首を取ったように騒ぐくせに、パレスチナ人のゲイ&レズビアンパレスチナ人によって「非人道的」扱いを受けても、まったく知らん顔だ。

22-year-old Rami fled to Israel at the age of 16

僕はイスラエルの警察よりも、兄やハマスのほうが怖い。なぜなら、イスラエル警官は僕を捕まえても殺したりはしない。でもハマスは僕を殺す。