HODGE'S PARROT

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アントニオ・ピリコーネの《イギリス組曲》




English Suites 1-6 Bmv 806-811

English Suites 1-6 Bmv 806-811


購入したのは、上記 Classico からのライセンスで、「Scandinavian Classics」という北欧系の廉価CDレーベルのもの。米アマゾンでは、「Scandinavian Classics/Membran」と表記されているので、Membran 系列であるのがわかる。

[membran International GmbH]

ま、そんなのどうでもよい。声を大にして言いたいのは、このアントニオ・ピリコーネ(Antonio Piricone)の弾く J.S.バッハの《イギリス組曲》が、素晴らしいということだ。
何よりもまずピアノの音が美しい。テンポも速すぎず遅すぎず。装飾音の付け方にもセンスがある──例えば第6番の「ガヴォット」なんて小気味いい。決してロマンティックな演奏ではないのだけれども、そこに「抒情」が感じられる。買って良かったと思わせるCDだ。