AFPのこの記事にグッときた。
ルネサンス美術のヌードに服着せ、中国政府の検閲に抗議 [AFP]
中国政府の「低俗サイト」取り締まりキャンペーンに対する抗議のしるしとして、中国のインターネットユーザーたちが、ルネサンス美術の裸体像や裸体画に「服を着せて」ネットに掲載する運動を展開した。
きっかけは、ソーシャル・ネットワーキング・サイト「豆瓣(Douban.com)」上のルネサンス美術のフォトアルバムから、ティツィアーノ(Titian)の『ウルビーノのヴィーナス(Venus of Urbino)』など複数の裸体画が削除されたことだった。
このアルバムを掲載した上海(Shanghai)在住のユーザーがサイト管理者に問い合わせたところ、「ポルノ写真を掲載したらサイトが運営できなくなる恐れがある」との答えが返ってきたという。
怒った一部のユーザーは前週、全国のユーザーに対し、検閲から「守る」ために美術品の写真に服を着せるよう呼びかけた。これに呼応して、人民服を着たミケランジェロ(Michelangelo)のダビデ像や、同じくミケランジェロ作システィーナ礼拝堂(Sistine Chapel)の天井画のアダムに黒いソックスを履かせ、局部を黒いネクタイで隠すといった画像が多数掲載された。
もちろんヴィーナスじゃなくて……ミケランジェロのダビデとアダムのほうに。で、英文の記事”Nude art clothed in protest against China's Internet crackdown”を見ると、「给名画穿衣服」をコレクションしているサイトにリンクされていた(あ、よく読むと、日本語の記事にも最後にリンクされていた。ダビデ&アダム見たさに最後まで読まずに即効で検索してしまった、笑)。
- http://tiny.cc/IFkjK
僕がとくに気に入ったのは──グッときたのは、以下の三作品だ。
なんといってもダビデ。個人的には人民服姿よりもサッカーのユニフォームを着ている "Jocks David" ほうが、グッド。
アダムはすごくセクシーだよね。なんだか FALCON STUDIOS(アメリカのゲイ・フィルム メーカー)のカヴァーみたいだ。
それとルネサンス芸術以外にも僕の大好きな作品──フレデリック・レイトンの『イカロスとダルダロス』があった。男性ヌードの嚆矢とも言えるこの作品を選ぶなんて、さすがだ。いいセンスしてる。
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