オバママニアの冷静と情熱のあいだ

僕もバラク・オバマの演説DVDの付いた雑誌を買って、それを熱心に観ている一人なのだが（そして同性婚を始めとするゲイの権利にオバマ政権がどのように応えてくれるのか、もちろん、情熱をもって注視しているのだが）……
米誌『TIME』（JANUARY 26, 2009）に──カヴァーは、もちろん、オバマ大統領だ──興味を引く記事があった。というより、その写真に目を惹いた。様々なオバマ・キャラクター商品を身につけた「オバママニア」（Obamamania）を茶化したものだ。

Town Overboard: A Conservative Gripe About Obamamania [TIME]

記事の内容は、CD/DVDからマーヴェル・コミックへのオバマ登場といった「熱狂的なオバマ現象」なんてすぐ冷めるよ、だからワシントンはオバマのサポーターが抱いている期待に政権が応えられらなかった場合の、彼ら「オバママニア」の反動に気をつけるべきだ、というもの。まあ冷静な、というか当然の見方であろう。
ちなみに執筆者は Ramesh Ponnuru というインド系の政治コラムニスト。1974年生まれ、ローマン・カトリック教徒（ヒンズー教から改宗した）、プリンストン大学卒、そして『National Review』をメインに健筆しているということで、政治的には保守だ。