サイコロのようなボックスセットや旧譜の再発売が手頃な価格で手に入るようになって、それはそれでとても嬉しいのだが、やはり同時代のアーティスト(演奏家、作曲家含め)による新録音をもっと聴きたいなと思った。というわけで、今年購入した新譜の中で、まだ感想などを書いていなかった GJ! なディスク9枚を選んでみた(後で──時間があったら──「きちんと」書くつもりだ)。
左上から
●エマニュエル・パユ/『コンチェルト・フォー・パユ』 (Amazon)
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- マルク=アンドレ・ダルバヴィ、ミカエル・ジャレル、マティアス・ピンチャーら同時代の作曲家たちの「新作」フルート協奏曲を録音した、まさに GJ! な一枚。聴き所を押さえた魅力的な現代音楽作品集だった。
●アレクサンドル・タロー/ショパン『24の前奏曲』他 (Amazon)
●Bang on a Can play Louis Andriessen (Amazon)
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- オランダの作曲家ルイ・アンドリーセンの作品集。「Bang on a Can」というグループ?が演奏しているのだが、解説が一切ないので「情報」が欲しいところ。アンドリーセンの音楽はポップで聴きやすい。
●ヴォルフ・ハーデン/ブゾーニ『ピアノ作品集 第4』 (Amazon)
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- 《悲歌集》やJ.S.バッハの編曲/による幻想曲がよい感じだった。次も頼む。
●チャールズ・ウォーリネン/『ダンテ三部作』 (Amazon)
●ヒラリー・ハーン/シェーンベルク&シベリウス ヴァイオリン協奏曲 (Amazon)
●イム・ドンヒョク/バッハ『ゴルトベルク変奏曲』 (Amazon)
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- 韓国のピアニスト、イム・ドンヒョクによるヨハン・セバスティアン・バッハの傑作。やはり『ゴルトベルク』はいいな。
●コンスタンチン・リフシッツ/バッハ『音楽の捧げもの』 (Amazon)
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- 僕の今年のベストは、このリフシッツ盤にしたい。ここのところブームになっている『ゴールドベルク変奏曲』ではなく(すでに録音済み)、『音楽の捧げもの』に挑戦したのが GJ!
●マティアス・ピンチャー/『ナルシスのリフレクション』他 (Amazon)
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- 個人的に注目している作曲家ピンチャー*1の作品集。作曲家自身の指揮で、フランク・ペーター・ツィンマーマン(Vn)やトルルス・モルク(Cello)、アンサンブル・アンテルコンタンポランらが共演している。極上の響きを堪能した。