先日行ったバウハウス・デッサウ展の関連イベントとして、上野駅 Break Station Gallery で開かれている、石塚元太良氏*1の写真展「Bauhaus in Israel by Gentaro Ishizuka」を見てきた。
待ち合わせスポットのちょっとしたスペースのギャラリーなので、作品数もそれほどではなかったのだが、何よりイスラエルにもバウハウスが流行っていたのかと、すごく興味を惹いた。
それがテル・アヴィヴにある「ホワイト・シティ」(White City、Tel Aviv)のことだった。その名のとおり白いモダニズム建築群。フレイヤーによれば、「ホワイト・シティ」は、1930年初頭にスコットランド人の社会思想化で建築家であったパトリック・ゲデス(Patrick Geddes、1854 - 1932)により計画されたのだという。
[White City of Tel Aviv – the Modern Movement]
テルアビブの「白い都市」(ヘブライ語 : העיר הלבנה, ha-ʿir ha-levana)は、1920年代から1950年代にかけて白色や明るい色の建造物群が建てられたテルアビブの街区の名称である。それらの建造物はバウハウス様式あるいはインターナショナル・スタイルが採用されている。
テルアビブの中心地区では、いまだにそうした様式の建物を4000軒以上も見ることができ、これは一都市内に集中しているものとしては世界でも類を見ないものである。このことから、この「白い都市」は20世紀前半の建築や都市計画を考える上で逸することの出来ない優れた例証として、2003年にユネスコの世界遺産に登録された。
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