イラク戦争における米軍の「Stop-loss policy」を扱った映画『Stop Loss』(ストップ・ロス)のプレミア上映会が開かれた。
監督は『ボーイズ・ドント・クライ』 (Boys Don't Cry) のキンバリー・ピアース/Kimberly Peirce、そして出演がライアン・フィリップ/Ryan Phillippe、チャニング・テイタム/Channing Tatum……というわけでゲイ・サイトではかなりホットな話題になっているのは言うまでもない。
Wikipedia を参照すると、ライアン・フィリップ演じるブランドン・キング軍曹は、戦争によって、家族や親友(もちろんチャニング・テイタム演じるスティーヴ・シュライヴァーとの、だ)、そして恋人との愛が引き裂かれてしまう──軍の栄誉(軍規)を取るか、それとも人としての絆を取るのか、その苦悩と葛藤を描いた内容であるようだ。キンバリー・ピアース監督なので非常に期待できる。
[Stop-Loss]
- http://www.imdb.com/title/tt0489281/ [IMDb]
- 'Stop-Loss' Stars Say Meeting Soldiers Changed Their Perspective On Iraq War [MTV.com]
Stop-Loss Movie Trailer
Channing Tatum and Ryan Phillippe interview for Stop Loss
Ryan Phillippe and Kimberly Peirce
イラク駐留米軍の死者、開戦以来4000人に [CNN]
イラク駐留米軍によると、バグダッド南部で23日午前、パトロール中の米軍車両が爆弾攻撃を受け、米兵4人が死亡、1人が負傷した。これにより、03年3月の対イラク開戦以来、同国内で死亡した米軍関係者は4000人に達した。
米軍の発表によると、この数字には米兵のほか、国防総省から派遣された民間人8人も含まれている。
US military Iraq toll hits 4,000 [BBC NEWS]
According to an Associated Press breakdown of the figure, 97% of deaths occurred after US President George W Bush declared on 1 May 2003 that major combat was over.
Roadside bombs accounted for 44% of deaths last year and 55% to date in 2008, the agency adds.
Phenom Director Goes to War [New York Times]
- 公式サイト [FOX JAPAN]
『ボーイズ・ドント・クライ』 (Boys Don't Cry) は1999年に制作されたアメリカ映画。
キンバリー・ピアース監督。ネブラスカ州で殺害された実在の人物、ブランドン・ティーナの人生を描く。主演のヒラリー・スワンクはアカデミー主演女優賞、ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ドラマ部門)、インディペンデント・スピリット賞主演女優賞などを受賞した。
- 同性愛者団体・「ボーイズ・ドント・クライ」に最高栄誉賞 [MilkJapan]
『ボーイズ・ドント・クライ』は、性同一性障害の女性を描いた作品で、
日本でも初夏に公開予定(*注 2000年の記事)。トム・ハンクスも出演していない、低予算で作られたこのインディペンデント系の作品が、アカデミー受賞の快挙を成し遂げたのは、一昨年に起きた マシュー・シェパード君殺害事件が大きく影響しているものと見られている。