HODGE'S PARROT

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ニシ・ドミヌスとスターバト・マーテル



先日の日曜日(棕櫚の主日)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団によるJ.S.バッハの『マタイ受難曲』の演奏を、インターネット・ラジオで聴いた。受難週/聖週間(Holy Week)ならではの重厚なプログラムを気軽にネットで──しかもアムステルダムからの生中継で──聴くことができて、とても嬉しかった。
それで今日は聖木曜日(Holy Thursday、Maundy Thursday)ということで、それに相応しい音楽を気軽に YouTube から。
まずはカウンターテナーアンドレアス・ショルAndreas Scholl による、とても美しいヴィヴァルディの《Nisi Dominus, RV 608》から。(そういえばアメリカのゲイ雑誌にショルのCDの広告が出ていたのを見たことがある、どうでも良いことだが)
Andreas Scholl - Vivaldi's Nisi Dominus (Largo)

主御自身が建ててくださるのでなければ
家を建てる人の労苦はむなしい。
主御自身が守ってくださるのでなければ
町を守る人が目覚めているのもむなしい
朝早く起き、夜おそく休み
焦慮してパンを食べる人よ
それは、むなしいことではないか
主は愛する者に眠りをお与えになるのだから。




詩編127(126) 新共同訳『聖書』より

それとまるでオペラのようなロッシーニの『スターバト・マーテル/Stabat Mater』。初めて聴いたのだけどもペルゴレージの張り詰めたような暗さとは大分違うな──タイトル、間違ってないよな、それとステファン・コステロでいいのだろうか、このハンサムなテノール歌手の呼び方は。
Stephen Costello sings Rossini's Stabat Mater

Cujus animam gementem,
contristatam et dolentem
pertransivit gladius.


呻き、悲しみ
歎くその魂を
剣が貫いた




スターバト・マーテル [ウィキペディア]より


[Stephen Costello, Tenor]

うわっ、ヴェルディの『リゴレット Rigoletto』もカッコイイじゃないか! 

プッチーニラ・ボエーム La Bohème』

レハールメリー・ウィドウ The Merry Widow』

マスカーニ『友人フリッツ L'Amico Fritz』


やっぱり Stephen Costello はオペラの人なんだな。演技も抜群だ。ファンになったぜ。


Stephen Costello sings "I'll walk with God"

I'll walk with God from this day on.
His helping hand I'll lean upon.
This is my prayer, my humble plea,
May the Lord be ever with me.
There is no death, tho' eyes grow dim.
There is no fear when I'm near to Him.
I'll lean on Him forever
And He'll forsake me never.


He will not fail me
As long as my faith is strong,
Whatever road I may walk along.


I'll walk with God, I'll take His hand.
I'll talk with God, He'll understand.
I'll pray to Him, each day to Him
And He'll hear the words that I say.


His hand will guide my throne and rod
And I'll never walk alone
While I walk with God.





I'll Walk with God [Wikipedia]