HODGE'S PARROT

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They don't like nuance.



マーク・レナード/Mark Leonard に関する雑誌の記事を探していたところ、古い『WIRED』(NOVEMBER 2000)が出てきた。特集は、マイクロソフトの反トラスト法訴訟についてで、John Heilemann による『THE TRUTH THE WHOLE TRUTH AND NOTHING BUT THE TRUTH -- The Untold Story of the Microsoft Antitrust Case』という長大な記事が掲載されている。


なんだかもうずいぶんと「過去」のことに思える。民主党クリントン政権から共和党ブッシュ政権になって、米司法省も軟化したようなので、この記事のインパクトもそれほどないのかな、と。ま、欧州では違った動きになったが

で、この雑誌を処分する前に写真を撮っておいた。記念に。







ところで John Heilemann 氏の名前は最近バラク・オバマ関連で目にした。
例えば、Barack Obama for President の「Obama's A List Sweet column: Obama's donor courtship」という記事。

Writer John Heilemann provides a detailed look at how ardently Obama wooed Manhattan donors, including the "courtship" of investment banker and top-tier donor, Robert Wolf, who he first met last December. Then Obama called him to chat and "the next week, they had dinner in Washington, just the two of them," Heilemann wrote.


Pride Before the Fall: The Trials of Bill Gates and the End of the Microsoft Era

Pride Before the Fall: The Trials of Bill Gates and the End of the Microsoft Era






欧州委、反トラスト法違反問題への対応でマイクロソフトに警告 [COMPUTERWORLD]
Windows技術情報を妥当なロイヤリティで競合他社に提供せよ」

欧州連合EU)の行政執行機関である欧州委員会は3月1日、米国マイクロソフトの反トラスト法違反問題に関連して、Windowsの技術情報を妥当なロイヤリティで競合ベンダーに提供するようマイクロソフトに警告を発した。欧州委員会では、同社が従わないのであれば、新たな制裁金を科すとしている。


 欧州委員会の競争管理官、ニーリー・クロエス氏によると、マイクロソフトは、Windows上でソフトウェアを適正に稼働させるのに必要な相互運用性情報を他社に提供するにあたり、高額のロイヤリティを提示しているという。


 欧州委員会は2004年、マイクロソフトEUの反トラスト法に違反したとして、4億9,700万ユーロ(約6億ドル)の制裁金に加え、Windowsに関する相互運用性の情報を、「合理的かつ非差別的な条件」でワークグループ・サーバの開発ベンダーに提供するようマイクロソフトに求める決定を下した。


マイクロソフト、欧州委との反トラスト法違反控訴審で敗訴 [COMPUTERWORLD]

欧州委員会の高官やマイクロソフトの反トラスト法訴訟に詳しい弁護士らによると、バンドルをめぐる当時の裁判でマイクロソフトに勝利したことは、欧州委員会にとっても、またマイクロソフトの不公平なバンドル戦略に苦しんできたソフトウェア・ベンダーにとっても、非常に大きな意味を持っていたという。


 17日、欧州委員会で競争政策を担当するニーリー・クロエス氏は、記者会見の席でこう強調した。「今回の判決は、ストリーミング・メディア・ソフトウェア市場のRealPlayerに限らず、IT業界全体にとっても深い意味のある判例だ」


 同氏はさらに、「(反トラスト法違反で)マイクロソフトを提訴する欧州企業が新たに現れたら歓迎する」と述べている。


 相互運用性の推進を掲げ欧州委員会を支持する業界団体ECIS(European Committee for Interoperable Systems)の弁護士、トーマス・ビンジ氏は、今回の判決によりIT業界における競争調整役としての欧州委員会の権限は強まったと前置きし、ECISが2年前に提訴した反トラスト法訴訟を迅速に進めるよう欧州委員会の規制担当官に促すつもりだと語った。


Raymond Frenken interviews Neelie Kroes on Microsoft, Energy


Neelie Kroes [Wikipedia]

As chairperson of Nijenrode University, Kroes awarded an honorary doctorate to Microsoft founder Bill Gates in 1996. As a European Commissioner for Competition one of her first tasks in 2004 was to oversee the fining brought onto Microsoft by the European Commission.

→ European Union v. Microsoft [Wikipedia]



欧州裁判におけるマイクロソフト敗訴について [極東ブログ]

欧州が正しいのか、米国が正しいのか。あるいは共存できるのか?


この件について、ニューズウィーク日本版(10・10)のPerscopeに、考えようによってはぞっとする記事があった。表題が物語るだろう、”米国ルールはもう通用せず”。多少荒っぽい話ではあるが大筋は正しいのだろう。

 経済だけでなく、法制度の分野でもアメリカは力を失いつつあるようだ。先ごろ、欧州委員会による独占禁止法違反の判断を不服とするマイクロソフトの訴えを、欧州司法裁判所が退けたのがその証拠だ。
 独禁法の生みの親はアメリカだが、今回、EU(欧州連合)の裁定が米ソフトウエア企業の世界市場支配を制止することになる。また、ヨーロッパは独禁法を巡る裁判の場としての地位も確立。カリフォルニアに本社を置くアドビシステムズは、マイクロソフトに対する訴えをブリュッセルで起こした。




 専門家によれば、アメリカのサブプライム問題で損害を受けた欧州の人々は、裁判をアメリカ以外で起こそうとしている。苦労するのはマイクロソフト弁護団だけではないようだ。


 EU内の市場であれば、その利害の判定については、EUな俺様が強いんだぜということなのだろう。


European science and technology

Its time we became European









[European Commission]

- Europe and you in 2007 -


[EUtube]





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