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中国、「むしろ日本より同性愛に寛容かもしれない」



「イザ!」に中国の同性愛者に関する記事が載っていた。


同性愛をオープンに 中国、全人口の約3%が同性愛者 [iza!]

専門家によれば中国の同性愛人口は約4000万人、全人口の約3%だ。2001年には同性愛を精神疾患に分類しないことが決められたが、差別を恐れ、カミングアウトできない人はいまだ多い。特に寮生活が強いられる大学生らの間で、この悩みは深刻という。だがエイズ予防などの観点から正しい同性愛知識の普及が必要という声も高まっており、昨今は中国中央テレビなども同性愛を正面からとらえた報道を行っている。


 こういった中で始まった同性愛ネット番組「性情解碼之同性相連」(性の解読、同性コネクション)は、若いゲイ司会者の軽妙トークが売り。第1回は、ゲストの北京のレズビアンバーのオーナーで歌手・喬喬さんがカミングアウトや子供の問題など同性愛カップルに共通する悩みを赤裸々に語った。

もちろん、先日のエントリーでも書いた「香港フェニックステレビによる中国初の同性愛者向けインターネット番組」や、「広東省広州市で中国初の同性愛総合ホットライン」、「中山大学(広州市)で本土初の同性愛学生結社」などのように、「中国初」という言葉が目立つ。が、同性愛者の「市民権」が急速に認知されていると、この記事を書いている中国総局の記者は記す。
そして次の記述は、決定的に重要で、意識しておくべきだと思う。

社会学を専門とする著名社会学者の李銀河さんはこれまで全国人民代表大会全人代=国会に相当)に3度、同性の婚姻の合法化を提案してきた。最新のネットアンケートではこれを支持する声は27.3%とまだ少数派だが、北京の地下鉄で堂々とキスするゲイカップルをみかけると、むしろ日本より同性愛に寛容かもしれない、という気がしてくる。


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