HODGE'S PARROT

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政治ポジションテスト

やってみた。結果は↓のように「リベラルかつ大きな政府をめざすタイプ」とのこと。


つまり、「個人の自由や権利を尊重し、社会や体制の変化を促進していこうとする立場」(+2) で「規制を強化し、政府が市民生活に積極的に秩序を与えようという立場。政府に権限を集中させ、公共事業や福祉の充実を重視する傾向がある」(-4)ということだ。

ただ、「このグループに近い考えの政治家」に関しては、J.F.ケネディ以外は、うーんって感じだな。個人的には、どちらかというと英国のトニー・ブレア首相(労働党)あたりを支持しているんだが。


承認論的な人倫の概念は、社会成員の側の相互交流のあり方に関わる文化的な習慣に組み込まれるかぎりにおいてのみ、政治的共同体の社会統合が広範な成功をおさめることができるという前提から出発する。したがって、そのような社会的共同体を形成していく人倫的な存在の前提を書き換えていく際の根本的概念は、コミュニケーション関係の規範的な性質に適合したものでなければならない。「承認」の概念は、社会的な相互行為の形態を、この形態にふくまれている他の人格の尊重というモデルについて体系上互いに区別するものであるために、このことはとくにふさわしい媒体なのである。


この概念は、そもそもヘーゲルに帰せられるにもかかわらず、『実存哲学』において、ヘーゲルは、自分の人倫の理論を根本的にまったく異なった方法で構成している。ヘーゲルが援用するカテゴリーは、つねに社会成員の相互行為関係ではなく、国家という上位の審級との関係だけに関わるものになっている。すでに述べておいたように、ヘーゲルにとって、国家とは、法的現実という精神がすでにあとにした段階をもういちど記述するための反省的行為を制度的に具体化したものである。





アクセル・ホネット『承認をめぐる闘争』(山本啓、直江清隆 訳、法政大学出版局) p.81-82

承認をめぐる闘争―社会的コンフリクトの道徳的文法 (叢書・ウニベルシタス)

承認をめぐる闘争―社会的コンフリクトの道徳的文法 (叢書・ウニベルシタス)