こんな凄い映像の数々を観ることができるなんて……。
ピエール・ブーレーズ指揮アンサンブル・アンテルコンタンポラン演奏による、オリヴィエ・メシアンの≪異国の鳥たち≫。ピアノソロはピエール=ローラン・エマール。
Messiaen - Oiseaux Exotiques - Aimard, Boulez Part 1
Messiaen - Oiseaux Exotiques - Aimard, Boulez Part 2
次にサイモン・ラトル解説による≪トゥーランガリラ交響曲≫。バーミンガミ市交響楽団、ピアノはピーター・ドノホー、オンド・マルトノはジャンヌ・ロリオ。演奏が(打ち上げ花火を映した映像も)素晴らしくエキサイティング! ピアノが、チェレスタが、オンドマルトノが、眩い。
Turangalila-Symphonie, IV - Joie du Sang des etoiles
同じくラトル指揮、で、今度はベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の≪彼方の閃光≫だ。
Olivier Messiaen - Eclairs sur l'au dela... (Part One)
ドーン・アップショウをフューチャーした、メシアン唯一のオペラ=空前の大曲≪アッシジの聖フランチェスコ≫のリハーサル模様。演出家ピーター・セラーズの姿も見える。
Dawn Upshaw. Messiaen.
Dawn Upshaw. Messiaen.n°2
ロジェ・ミュラロの弾く≪幼な児イエスにそそぐ20の眼差し≫より第10曲「喜びの聖霊の眼差し」。激演。
Roger Muraro-Vingt regards sur l'enfant-Jésus No.10
マリ=クレール・アランのオルガン。≪主の降誕≫より「Les Bergers」。
Messiaen, "Les Bergers" from "La Nativité du Seigneur"
Google Video のほうだけれども≪神の顕現の三つの小典礼≫があった! オンド・マルトノの演奏がよく観える。
Trois Petites Liturgies - Olivier Messiaen
http://video.google.com/videoplay?docid=6518990088071690472
そして最後はもちろん、メシアン自身の映像で。
The suspense - Olivier Messiaen ponders
風景は人物に満たされ、人物は風景に属するのだから、同一種類の成員が<リズムの人物>に変化するのと、さまざまな種が<メロディーの風景>に変化するのとは、同時に起こることなのである。たとえば、メシアンの『クロノクロミー』では、十八通りの鳥の鳴き声が、複雑な対位法、周知の和音、あるいは新たに発明された和音によって自立的な<リズムの人物>を形成し、並はずれた風景を作りおおせているではないか、
芸術は人間を待たずに始まる。