昨年末に読んだ『パンドラ抹殺文書』の感想をやっとこの間書いた（やっと書けた）、という状況なので、ニュースのニュースとしての「ヴァリュー」には、ちょっと目を瞑っていただこう。なんと言っても、『R25』（2007 2.1 No.128）の記事「職業ライターとブロガーって何がどう違うのだろう？」にあるように、ブログは好きなことを書ける『マイメディア』なのだから。
というわけで、一週間以上も前のニュースになるが、個人的な関心を惹いた英国家保安部（MI5）が関係した記事をまとめておきたい。1月31日、イギリス警察が反テロ法に基づき８人を拘束したバーミンガムの事件についてである。
英国：「誘拐テロ」摘発、９人逮捕−−イラク撤退要求を計画 [MSN／毎日新聞]
英警察当局は３１日、英中西部バーミンガムでテロ計画を摘発、９人を反テロ法違反容疑で逮捕した。イラクで一時多発した手段を使い、英国民を誘拐してビデオで英軍のイラク撤退を主張させる計画だったとみられる。
英メディアは、容疑者グループがイスラム教徒の英軍兵士などを誘拐し、首を切って殺害すると脅してブレア首相に英軍撤退を訴えさせる計画だったと伝えた。容疑者の中にはパキスタン人が含まれているという。
摘発はロンドン警視庁と地元警察、英情報局保安部（ＭＩ５）が参加。３１日午前４時すぎ、捜査員がバーミンガム周辺の容疑者の住居に踏み込み、数カ所を封鎖した。
処刑シーンの放送を計画、誘拐殺人未遂で8人を逮捕 - 英国 [AFP]
AFPの取材に応じた治安筋によると、｢頭部切断により処刑を行う予定だった。その様子をホームビデオで撮影し、インターネットで放送しようとしていた。つまり、ケン・ビグリー（Ken Bigley）氏のようにだ｣。ケン・ビグリー氏は2004年10月にイラクで武装勢力に拉致され殺害された英国人技師で、処刑を撮影したビデオ映像がインターネットで流された。同治安関係者は、今回の誘拐計画は｢実行目前｣だったとしている。
反テロ法で８人拘束＝英バーミンガム [livedoor ニュース／ＡＦＰ＝時事]
今回の作戦はミッドランド・テロ対策部隊を中心に展開。ウェストミッドランド警察のほかメトロポリタン警察も支援した。
Ninth arrest over 'terror plot' [BBC NEWS]
The eight arrested following the morning raids are suspected of "the commission, preparation or instigation of acts of terrorism".
Home Secretary John Reid urged restraint and described it as a "major operation".
The Midlands Counter Terrorism Unit ran the operation with the West Midlands Police, the Metropolitan Police and MI5.
英捜査当局、反テロ法違反で５人起訴 [goo ニュース／読売新聞]
警察当局は１月末、同法が禁じるテロへの関与、テロの準備、扇動の疑いで、中部バーミンガムで９人を拘束。残る３人は釈放され、１人は引き続き取り調べを受けている。
Q&A: Anti-terror arrests [BBC NEWS]
What implications does this have?
This is a worrying development if it is confirmed to be true, because that tactic of kidnapping is something we've seen with a great degree of violence and brutality in other countries like Iraq and Saudi Arabia.
The impact of kidnappings, obviously on the individual being kidnapped, can be extremely serious, even deadly.
It also has a huge propagandistic and a huge psychological impact because of the kind of fear it spreads, particularly if you saw some of the tactics used in Iraq - beheadings filmed and put on the internet.
