『ザ・ホワイトハウス』のセカンドシーズンを買ってきた。まだファーストシーズンを見終わっていないのだが……。
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ザ・ホワイトハウス<セカンド・シーズン>コレクターズ・ボックス [DVD]
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2006/03/03
- メディア: DVD
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第7話「夜間飛行」（THE PORTLAND TRIP）が同性婚を扱ったもので、なるほど、そうくるか、という内容だった。後で詳しく書いてみたい。
それでこの時期に相応しい第3話「中間選挙ラプソディー」（THE MIDTERMS）を、ついさっき見終わった。こちらも「選挙に賭ける」ホワイトハウスのスタッフ、政治家・政党関係者たちの熱い戦いが見物だった。様々な出来事／事象はすべて有権者の投票行動という秤に掛けられ、冷徹に優先順位が議論される。候補者のルックス、雰囲気──例えば犯罪に弱腰ではない雰囲気──までが査定される。
なるほど、これこそ徹底した民主主義だ。クレッグ報道官がジェド・バーレット米国大統領に言うセリフが印象的だった──「敵」が大統領の地元で勝つだろうと苛立っている大統領に向って「これが民主主義です」と彼女は突き放す。
そして、この第3話には、とても重要な場面が用意されている。マーティン・シーン演じる大統領*1が、同性愛をめぐって「悩み相談のラジオ番組」に出演しているジェナ・ジェイコブズ*2という人物と激論を交わすところだ。その議論の内容は、id:peace823honeyさんの「物は言いよう」で記されているとおり。聖書の「レビ記」持ち出し「差別を正当化」しようとしたジェナ・ジェイコブズに対して、大統領も聖書の文言でもってそれに応答する。
大統領：あなたがホモセクシャルを忌むべき行為だと言ったのには驚いた。
ジェナ：言ったのはわたしじゃなくて、聖書です。
大統領：そう、確かに。レビ記だ。
ジェナ：１８章にあります。
大統領：２２節にね。あなたに質問したい。わたしは娘を売っ払おうかと思っている。出エジプト記２１章７節のように。大学２年生でイタリア語が出来るし、家の手伝いもする。娘はいくらで売れると思いますか。
…じゃあ考えている間にもうひとつ聞こう。首席補佐官のレオは安息日にも働いている。出エジプト記によれば彼は殺されなければならない。私がこの手で殺すべきか警察まかせていいのか。
それとスポーツファンにとってきわめて重要な質問がある。死んだ豚の皮に触れてはならないとレビ記の１１章７節にあるが、手袋をすれば選手達はフットボールができるのか。また町中がわたしの弟にこぞって石を投げつけることが出来るのか、別の作物を並べて植えた罪で。母が別々の糸で出来た下着を着ていたからといって火あぶりに出来るのか。
「物は言いよう」より
以前、川原泉の「取り巻き」のサイトでも、同様のことを言っていた者がいた。
見えないルール 投稿者：白牛のバース 2005/10/04(Tue) 01:00 No.2443 [返信]
人間社会にはその地域、その時代に合った見えないルールがあると思います。それは普遍性のあるものでもなく、常に変化していくものです。カーラ教授の作品を批判するのならば、それ以外の地域、そして過去にさかのぼって全ての表現物を批判しなければ意味が無いのではないでしょうか？
批判者の主張も理解できる部分はありますが、それは「言葉狩り」につながる道ではないですか？カーラ教授の「笑う大天使」にもありますが、聖書にもあなたの批判するような言葉があります。それであなたはバチカンに抗議をするのでしょうか？全てのユダヤ人に抗議するのでしょうか？
管理人様の見解が出た後で、書くのは失礼とは思いましたが、議論をするのは結構ですが、ファンサイトにあなたが主張することを書く場ではないと思いましたので。
それに対し、僕は以下のように応えた。
Re: Intoleranceの件について HODGE 2005/10/05(Wed) 20:38 No.2453
あ、管理人さん、別の掲示板なんかつくらなくて結構ですよ。こちらも忙しいので、日曜日まで待っていたりできませんので。
僕はIntolerance が差別的だと思うので、それを「宣伝」しているこのサイトのスタンスを聞きたかっただけです──それだけでした。管理人さんがＯＫだと思うのならば、仕方がないですし。
ただ、それに伴う同性愛についての偏見が書かれてありましたので、応えたまでです。
そのことを整理して書いて、終わりにします。
白牛のバースさんがおっしゃっている「笑う大天使」の中に書かれてある聖書の文言って、もしかしてレビ記のものですか？
それだったら、川原泉という人物は確信犯的なホモフォビア／セクシストだと思います。
しかしレビ記にそのような文言があっても、僕はバチカンや「すべてのユダヤ人」に抗議はしません。
白牛のバースさん、あなたもご存知かもしれませんが、ヨーロッパ諸国や北米では、同性婚やシビルユニオン、パックス法などで、ゲイ・カップルが異性愛のカップルと同じような「法権利」が与えられています。いうまでもなく欧州や北米はキリスト教国です。
カトリック教国スペインも同性結婚が施行されています。
http://d.hatena.ne.jp/HODGE/20050630/p1
合同キリスト教会は、同性婚を支持しています。
http://d.hatena.ne.jp/HODGE/20050705/p1
メソジスト教会は、ゲイ・カップルに「祝福」を与えています。
http://d.hatena.ne.jp/HODGE/20050702/p1
聖公会（英国国教会）は、同性愛の聖職者叙任をめぐって論争がありますが、教会は、
＞＞同性愛の人々は神の子供であり、神の慈愛を授かっている。神聖な教えと友愛の精神を十分に与えることができる。そう、私たちは確信している。
と発表しています。
http://d.hatena.ne.jp/HODGE/20050303/p1
同性愛者に対して「バイキン」や差別語を吐き捨てる真似はしていません。
カトリック＝バチカンだって、司祭叙任や同性婚は否定していますが、あなたが言うように「差別を肯定」しているわけではありません。カナダで同性婚を成立させたマーティン首相はカトリック教徒です。
白牛のバースさん、あなたは、キリスト教徒の両親からは同性愛者の子供が生まれないとでも思っているのですか？ キリスト教は本質的に「愛の宗教」だと思っています。「ルカによる福音書」にある「らい病患者」へのイエスの態度や「ヨハネによる福音書」のラザロに関するエピソードを読んで、エイズ患者やそれに関係ある人々を「バイキン」などとは言わないと思います。
あなたは、「差別を正当化」させるためにキリスト教を＜利用＞していませんか？ それこそ最低です。キリスト教やキリスト者を「冒涜」しているのは、あなたのような人です。
現在なら別な議論の仕方もできるだろう。しかし明記しておくべきことは、川原泉の「取り巻き」の手法である。他にも「マイノリティは引く存在だ」と平然と言い放ち、「差別を正当化」しようとした人物がいた。川原泉の「取り巻き」だからこのような真似ができるのか。それともこのような真似ができるからこそ、川原泉の「取り巻き」なのか。
「川原泉問題」は、最近のブックマークでも取り上げたが、再考する必要があると考える。最近の「いじめ」の問題とも通じる「何か」がある。「問題化」する。
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