「積分」を観た！

　
今日の『N響アワー』は菊地成孔氏の選曲。岩城宏之指揮の武満徹の《ウィンター》、ミヒャエル・ギーレン指揮のベルリオーズ《幻想交響曲》も素晴らしかったが、なんといってもエドガー・ヴァレーズ（Edgard Varèse、1883-1965）の《アンテグラル》（Intégrales、1924-25）を観ることができて、嬉しかった。指揮はデーヴィット・ロバートソン、ブーレーズの門下だという。
最後はラヴェルの《優雅で感傷的なワルツ》（シャルル・デュトワ指揮）で、しんみりと終わるのも、巧い「演出」だ。

Varese: Complete Orch Works