HODGE'S PARROT

はてなダイアリーから移行しました。まだ未整理中。

ニューズウィークはスーパーマン特集

HODGE2006-04-28




ニューズウィーク日本版』(2006-5・3/10号)は、恒例の映画特集「シネマ!シネマ!シネマ」。とくにブライアン・シンガー監督による最新作『スーパーマン・リターンズ』を大々的に取り上げ、製作秘話などを紹介している。カヴァーもスーパーマンクラーク・ケント役のブランドン・ラウスのショットで、キオスクなどでも大いに目を惹く。

ブライアン・シンガーがスーパーマンの配役に選んだブランドン・ラウス(Brandon Routh、26)は、身長190センチ以上の長身と逞しい肉体、そして甘いマスクの持ち主。ほとんど無名だが、ゲイの弁護士とストレート女性が織り成すアメリカの人気コメディ『ウィル&グレイス』に出演経験がある("Will & Grace", A Gay/December Romance)。


ラミン・セトゥテの記事『お帰りなさい 僕らのヒーロー』(Ready to Fly Again)によると、1日2回のワークアウトで筋肉10キロ近くをつけるという苦行に、ラウスは耐えたそうだ。そしてラウスは「鋼鉄の男」になった。

Superman Returns - Mini-Bust : Clark Kent

Superman Returns - Mini-Bust : Clark Kent


また、映画ジャーナリスト、ライアン・モテシェアドの『変らない英雄と変りゆくアメリカ  現実逃避としてのスーパーマン映画』(Ideal Meets Real)では、「スーパーマンは、いわば理想の象徴。私たちがなりたいと願い、なれなかったものだ」という『スーパーマンバットマン』の作者マーク・バーデンの言葉を引き、スーパーマンアメリカ社会のさまざまな層に受け入れられていることを分析する。保守派や移民、そしてゲイにも。

スーパーマンは、ゲイの人気者でもある。『ヤングスーパーマン』に登場するクラーク・ケントレックス・ルーサーの友情が、同性愛的エロチシズムを含んでいるというのだ。




p.45

Superman Returns - Mini-Bust : Superman

Superman Returns - Mini-Bust : Superman

このシンガー監督『スパーマン・リターンズ』が興業的に成功すれば、ワーナー・ブラザースはシリーズ化も考えているという。シンガー、ラウス、ケビン・スペイシーレックス・ルーサー役)も続編に意欲を見せているようだ。


[Superman Returns]


[Brandon Routh]

I am Superman (Superman Returns)

I am Superman (Superman Returns)