HODGE'S PARROT

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カラヤンの『時の終わりの劇』、小澤の『火刑台上のジャンヌダルク』




6月にリリースされる『TOWER RECORDS VINTAGE COLLECTION』Vol.2のラインナップタワーレコードのウェブに出ている。

なんといっても注目なのは、カラヤン指揮によるカール・オルフ『時の終わりの劇』と小澤征爾によるオネゲル『火刑台上のジャンヌ・ダルク』。両作品とも巨大な編成のため、なかなか演奏/録音されない(カラヤン盤は唯一の録音、『ジェンヌダルク』はフランス革命200年記念ライヴ)。この復刻は見逃せない。
それと高橋悠治の『毛沢東詞三首』は、その「時代性」──日中国交正常化直後、毛沢東首席の詩を現代風アレンジで歌ってしまうという企て──を知る上でも、やはり見逃せない。
そしてハンス・ヴェルナー・ヘンツェのピアノ協奏曲第2番。ピアノはエッシェンバッハで、ベートーヴェンの3番とのカップリング。第1弾の「VINTAGE COLLECTION」でも、『ナターシャ・ウンゲホイエルの家へのけわしい道のり』が復刻されて、ヘンツェ・ファンには感涙ものだったが、今回は作曲者自身の指揮によるピアノ協奏曲だ。これは、絶対に、見逃せない。