HODGE'S PARROT

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老いてますます過激になる社会活動家 アニータ・ロディック



ザ・ボディショップ創業者アニータ・ロディックさんのインタビューが朝日新聞「フロントランナー」に載っている。

――人権擁護と売り上げは、どう結びつきますか。


 ロディック 私たちが店頭で人権擁護や拷問反対のキャンペーンをした時、決まって売り上げは落ちました。追随する会社がないのはそのためです。でも従業員は自分たちが操り人形ではなく、他人を思いやる仕事に就いているという誇りを感じました。小売業の転職率は普通8、9割ですが、私たちは3、4割。キャンペーンをしたことで著しく低くなりました。

私は肥満女性や高齢女性にも扮してみました。現在は同性愛者や黒人を、性についての態度や皮膚の色を理由に侮辱することは許されません。でも肥満や高齢、貧しさを理由に侮辱することは、まだこの社会で許されている。その現実を示したかった。95年に米国に出店した時も、米国の貧困の実態を知りたくて、3週間ほどホームレスの人たちと掘っ立て小屋で生活を共にしました。人の探求に興味があるんです。ビジネスを数字だけで語る経営者って、何て退屈なんでしょう。そういう人って、ご臨終間近というしかありません。私は数字より、人に関心があるんです。

「女は階層秩序にとらわれず、率直に考え行動する。その傾向は、年を重ねると一層過激になります。男はゴルフか何かをするだけ。英国でもイラク戦争でブレア首相をきちんと批判するのは私の年より上の世代の女性です。距離を置いて自由に発言した方が、私のためにも会社のためにもいいと思った」


もちろん僕は「ザ・ボディショップ」をよく利用しているし、メンバーにもなっている。最近は「ティーツリー」シリーズがお気に入りだ。


[THE BODY SHOP]