ナクソスから、ルイージ・ダッラピッコラ(Luigi Dallapiccola, 1904-1975)の「ヴァイオリンとピアノ&ピアノのための作品全集」がリリースされて、大感激! ナクソス、ありがとう!
Complete Works for Violin & Piano
- アーティスト: Dallapiccola,Ceccanti,Prosseda
- 出版社/メーカー: Naxos
- 発売日: 2005/09/20
- メディア: CD
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ピアノがロベルト・プロッセダ、ヴァイオリンがドゥッチョ・チェッカンティ。
プログラムは、
- パガニーニの奇想曲によるソナティナ・カノニカ(1943)
- バレエ音楽「マルシア」の3つのエピソード(1949)
- アンナリベラの音楽調(1951-1952)
- インニ──3台のピアノのための音楽(1935)
- ヴァイオリンとピアノのための2つの習作
- ヴァイオリンとピアノのためのタルティーニアーナ第2(1956)
イタリアで最初に12音技法を取り入れた作曲家だけあって、例えば『アンナリベラの音楽帳』はたしかに厳格でウェーベルン風。しかし概して耳に馴染みやすいのがダッラピッコラのいいところ。『ヴァイオリンとピアノのためのタルティーニアーナ第2』なんてタルティーニだ。
ついでにエサ=ペッカ・サロネン指揮&スウェーデン放送交響楽団 によるダッラピッコラの代表作『とらわれ人』も。
- アーティスト: Dallapiccola,Salonen,Swedish Radio Sym Orch
- 出版社/メーカー: Sony
- 発売日: 1995/10/24
- メディア: CD
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それと、このナクソクのダッラピッコラのCDでは、カヴァーで使われている未来派風の絵画も、とても気に入っているんだ。
これは Ulrich Osterloh というイギリス生まれのアーティストの『Lumen』という作品。
Ulrich Osterloh 氏はウェブサイトをもっていて、ヴァーチャルギャラリーでその作品を鑑賞できる。