HODGE'S PARROT

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Like a Hard Gay




ハードゲイな音楽と言えば、何よりもまず、フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドFrankie Goes To Hollywood だな。『リラックス』最高!

Relax

Relax

デュランデュラン/Duran Duran の『Wild Boys』にもハードゲイ・テイストを感じる。サウンドもそうであるが、メンバーがハードなイメージを前面に出しているPVも必見。

Hard Gays never lose it
Hard Gays never chose this way
Hard Gays never close your eyes
Hard Gays always shine! Woooo!!

Decade-Greatest Hits

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グレイテスト [DVD]

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それと国内のインディーズ・レーベルから、Love Child というグループによる「クルージング・クルージング」(CRUISING2)というCDが出ていた。曲はゲイの「クルージング」をテーマにしたダンス・ミュージックなのだが、カヴァー・ジャケットにハード・ゲイのキャノン(正典)とも言うべき、トム・オブ・フィンランド(Tom of Finland)の作品が使用されていた。強烈なやつだった。


……と書きながら、ちょっと思いついた。もしかすると、マドンナも「この系列」なのではないか。

Like a Virgin

Like a Virgin

「ラッキー・スター」は、マドンナにとって新境地を開くビデオとなった。白く輝く抽象的な空間を背景に、マドンナと二人の無表情なダンサーがシンクロした動きでモダンなキックとステップをくりかえす。ファッションはごたまぜで黒一色、リボン、シースルーのネット、指先を切りおとしたレースの手袋、手首で揺れるバングル・ブレスレット、じゃらじゃらしたイアリング、チェーン、十字架、パンクブーツ。このファッションはアメリカの思春期の少女たちのあいだに爆発的なブームを巻き起こした。


マドンナは、へそを見せつけながら、煙ったような、だか突きさすような目でカメラを見すえ、挑発しつつも人をよせつけない視線を投げかけている。また、このビデオでは、マドンナならではの即興的なフロアショーという驚くべき才能の片鱗ものぞかせている。MTVアワードの授賞式に初登場したときは、白いレースのウェディングドレスに身を包んだマドンナがステージ上でこれでもかと転げまわり、ヘビのように身体をくねらせて、最前列の観客をすっかり困惑させていた。




カミール・パーリア『セックス、アート、アメリカンカルチャー』(野中邦子 訳、河出書房新社)p.23-24

かつてマドンナがそうであったように、「ハードゲイ・ルック」は、今日の日本の少年たちにブームを巻き起こすだろうか。

Confessions on a Dance Floor

Confessions on a Dance Floor