HODGE'S PARROT

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careless memories/is there something i should know?




Musical Baton のおかげ……かな。ここのところ、CDショップのロック/ポップス・コーナーにも足を運ぶようになった。

で、”D”アーティストのコーナーで、デペッシュ・モードのCDを探して、そしてちょっとデュラン・デュランのところに視線を移したら……このDVDがあるじゃないか!

グレイテスト [DVD]

グレイテスト [DVD]

このDVDは、以前書いた『デュラン・デュラン ミュージックビデオ集』に、その後リリースされたビデオ・クリップやインタビューが加わったもの。別ヴァージョンや隠し映像も含まれている。

まさにデュラン・デュランというイギリスのバンドの存在の凄さを再認識できる最適のメディアだ──やっぱり Duran Duran は、彼らのルックスとPVのアートセンスを抜きにしては語れない。

とにかく、まず、『グラビアの美少女/Girls on Film』のビデオを見ろ、と言いたい。
そして『プラネット・アース/Planet Earth』、『ザ・ショーファー/The Chauffeur』、『プリーズ・テル・ミー・ナウ/Is There Something I Should Know?』、『サイヴ・ア・プレヤー/Save a Prayer』などの「映像芸術」を酔いしれたい。

久しぶりに見た『ユニオン・オブ・ザ・スネイク/Union of the Snake』、『ワイルド・ボーイズ/Wild Boys』、『007/美しき獲物たち /A View to a Kill』も見応えがあった。『ユニオン』と『ワイルド・ボーイズ』の絢爛豪華たるセット、『美しき獲物たち』のエッフェル塔を舞台にした「スパイごっご」──ベレー帽にボーダーのシャツを着た「偽フランス人サイモン」の「ボン、サイモン・ル・ボン!」というセリフで終わるエンディングが、とてもユーモラスで、微笑ませてくれる。

初めて見た『エレクトリック・バーバレラ/Electric Barbarella』も素晴らしかった。この作品は写真家のエレン・ヴォン・アントワースが監督している。カラフルな映像が目を楽しませてくれる。
そして『オール・シー・ウォンツ・イズ/All She Want Is』。写真家ディーン・チャンバーレイン監督によるアヴァンギャルドな映像。こちらも必見。

ただ残念なのは、このDVDでは、上記の「ミュージックビデオ集」に入っていた『マイ・オウン・ウェイ/My Own Way』、『ケアレス・メモリーズ/Careless Memories』、『ナイト・ボート/Night Boat』、『悪夢の中の孤独/Lonely in your Mightmare』がオミットされていることだ。サイモンの魅力溢れる──まあ、たいていボーカルのサイモンが主役なのだが──『ケアレス・メモリーズ』や、オカルト風味の『ナイト・ボート』は、とても良く出来たピデオ・クリップなのだが。