HODGE'S PARROT

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レオポルド・ゴドフスキー : パッサカリア ~ シューベルトの「未完成交響曲」冒頭の主題による44の変奏曲、カデンツァとフーガ.

”シューベルトの未完成交響曲の冒頭8小節に基づくパッサカリアで、44の変奏とエピローグ、カデンツァ、そして4声のフーガから構成される。” パッサカリア (ゴドフスキー) - Wikipedia 変奏曲+フーガって好きな形式だな。マックス・レーガーのように長すぎな…

J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集(全曲)

あけましておめでとうございます!昨年はコロナの影響もあって10年近く弾いていなかったピアノを再開しました。ある程度指が回るようになったので、今年はJ.S.バッハの平均律クラヴィーア曲集を弾けるようになりたいです。あと今年はルベーグ積分を理解した…

J.S.バッハ : イギリス組曲第2番イ短調 BWV807

J.S.バッハのイギリス組曲第2番(それとパルティータ2番&トッカータ ハ短調)はアルゲリッチの「すごい演奏」で聴いていたから特別な曲だな。 — HODGE (@HODGE_EGDOH) 2024年2月20日 www.youtube.com www.youtube.com www.youtube.com www.youtube.com www.…

J.S.バッハ : 前奏曲とフーガ イ短調 BWV894

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J.S.バッハ : イタリア風のアリアと変奏 イ短調 BWV989

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1995年に亡くなったピアニスト、ジョセフ・ヴィラについて

ジョセフ・ヴィラ(Joseph Villa、1948 - 1995)というアメリカのピアニストについて偶然知った。これまで彼の演奏を聴いたことがなかった、ディスクも一枚も持っていなかった、その名前すらも耳にしたことがかった。これまで、僕にとって、ジョセフ・ヴィラ…

「シューマンを聴きながら」3

青柳いづみこ著『音楽と文学の対位法』を読んだ。第2章がロベルト・シューマン論であった──”シューマンとホフマンの「クライスレリアーナ」”。それはこんな風に始まる。 1854年2月27日、ローベルト・シューマンがライン河に身を投げる直前に書いた曲は、《主…

ロビン・ロードとアンスネスのブリテン、ショスタコーヴィチ&エネスコ

『レコード芸術』2009年7月号にノルウェーのピアニスト、レイフ・オーヴェ・アンスネス(Leif Ove Andsnes、b.1970 - )のインタビュー記事が載っていた。とくに、その中で、南アフリカのヴィジュアル・アーティスト、ロビン・ロード(Robin Rhode、b.1976)…

アンデルシェフスキのカーネギーホール・ライブ

Live at Carnegie Hallアーティスト: Béla Bartók,Johann Sebastian Bach,Leoš Janáček,Ludwig van Beethoven,Robert Schumann,Piotr Anderszewski出版社/メーカー: Virgin Classics発売日: 2009/03/30メディア: CD クリック: 5回この商品を含むブログ (1件)…

ヴァシリー・プリマコフのショパン:ピアノ協奏曲

Primakov Plays Chopin Concertosアーティスト: Fryderyk Franciszek Chopin,Paul Mann,Odense Symphony Orchestra,Vassily Primakov出版社/メーカー: Bridge発売日: 2008/11/11メディア: CD購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (1件) を見る先日…

ヴァシリー・プリマコフのチャイコフスキー

Seasonsアーティスト: Pyotr Il'yich Tchaikovsky,Vassily Primakov出版社/メーカー: Bridge発売日: 2009/02/10メディア: CD購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (1件) を見る ロシア出身のピアニスト、ヴァシリー・プリマコフ(Vladimir Primakov…

アリシア・デ・ラローチャ死去

スペインのピアニスト、アリシア・デ・ラローチャ/Alicia de Larrocha が9月25日、彼女の生まれ故郷であるバルセロナの病院で亡くなった。86歳だった。 Alicia de Larrocha, Poetic Interpreter of Mozart and Spanish Composers, Dies at 86 - Obituary (O…

ラミン・バーラミの《フーガの技法》

イランのテヘラン生まれのピアニスト、ラミン・バーラミ(Ramin Bahrami、1976)によるヨハン・セバスティアン・バッハの《フーガの技法》BWV 1080 を聴いた。Art of the Fugueアーティスト: J.S. Bach,Ramin Bahrami出版社/メーカー: Decca Import発売日: 2…

サロネンの《ヒーリックス》、ピアノ協奏曲、《ディコトミー》

フィンランドの指揮者、にして作曲家であるエサ=ペッカ・サロネン(Esa-Pekka Salonen、b.1958 - )の近作を収録したディスクを聴いた*1。指揮はもちろんサロネン自身、ピアノはイェフィム・ブロンフマン(Yefim Bronfman、b.1958 -)、ロスアンジェルス・…

好きな交響曲ベスト10というつぶやき

Twitter とかやってると、ブログ(はてなダイアリー)って、しっかり考えて、しっかり調べて、しっかりとした文章で書かなくは……なんて思うようになってくる。でも、以前は──FTPで「ホームページ」にファイルを送信していたときは、ウェブログこそ気軽に更新…

ロベルト・シドンのスクリャービン

ブラジル出身のピアニスト、ロベルト・シドン(Roberto Szidon、b.1941 -)によるアレクサンドル・スクリャービンのピアノソナタ全曲集を聴いた。録音は1970年代前半──でも、古さをまったく感じさせない。Complete Piano Sonatasアーティスト: Alexander Scr…

スクリャービンの重低音

YouTube にスクリャービンのピアノ曲がいくつも挙がっていたので、その中で重低音を重視した作品のビデオをいくつか。《ピアノソナタ第1番 嬰ヘ短調》の第3楽章と《黒ミサ》は以前紹介した。 まずはスクリャービンの名刺代わりともいえる有名な《練習曲 嬰ニ…

デュティユー《コラールとヴァリエーション》

フランスの作曲家、アンリ・デュティユー(Henri Dutilleux、b.1916 - )の本が出るようだ。クロード・グレイマン 編『デュティユーとの対話 音の神秘と記憶』(木下健一 訳、法政大学出版局)。via.悪漢と密偵 20世紀後半の最大の作曲家の一人、アンリ・デ…

J.S.バッハ《平均律クラヴィーア》第2巻第16曲

ヨハン・セバスティアン・バッハの《平均律クラヴィーア曲集》第2巻第16曲ト短調 BWV885 の素晴らしい演奏が YouTube にあった。 Ivan Donchev plays Bach 演奏者は、Ivan Donchev というブルガリアのピアニスト。1981年生まれ。とりわけフーガ(四声だよ!…

アリス・アデールのフランク作品集

Chamber Music (Dig)アーティスト: Franck,Ader出版社/メーカー: Fuga Libera Label発売日: 2005/09/27メディア: CD購入: 2人 クリック: 14回この商品を含むブログ (1件) を見るフランスのピアニスト、アリス・アデール(Alice Ader、b.1945 -)によるセザー…

ゲザ・アンダの《クライスレリアーナ》と《ダヴィッド同盟舞曲集》

ゲザ・アンダの芸術~ドイツ・グラモフォン・レコーディングス(4枚組)アーティスト: ショパン,シューマン,リスト,ベートーヴェン,シューベルト,ゲザ・アンダ(ピアノ)出版社/メーカー: Brilliant Classics発売日: 2009/02/10メディア: CD購入: 1人 クリック: 1…

マリオネットの葬送行進曲

シャルル・グノー(Charles Gounod、1818 - 1893)と言えば、オペラ『ファウスト』や『ロメオとジュリエット』がその代表作で、また、J.S.バッハの《平均律クラヴィーア曲集》の「前奏曲 第1番 ハ長調」にメロディを付した《アヴェ・マリア》がとりわけ大人…

ミロシェ・ポポヴィチのシューマン

ミロシュ・ポポヴィチ(Milos Popovic、b.1985)のロベルト・シューマン作品集を聴いた。ポポヴィチはベオグラード(彼は1985年生まれだから当時はまだ存在していたユーゴスラビアという国の首都)に生まれ、現在はセルビアとベルギー*1の二つの国籍を有して…

ソラブジのピアノソナタ第2番

パールシーの血を引くイギリス生まれの作曲家、カイホスルー・シャプルジ・ソラブジ(Kaikhosru Shapurji Sorabji、1892 - 1988)といえば、ゾロアスター教(拝火教)である。善神アフラマズダと悪神アンラマンユの戦い……。長大な演奏時間を要する超人的なま…

デイヴィッド・セオドア・シュミットのメンデルスゾーン、シューベルト、ブラームス

ドイツのピアニスト、デイヴィッド・セオドア・シュミット(David Theodor Schmidt、b.1982)の演奏によるロマン派のピアノ曲を収録したアルバムを聴いた。Sony Classical との独占契約(exclusive recording contract)第一弾のレコーディングようだ。Mende…

ミトロプーロスとロイプケのピアノソナタ

久しぶりにディミトリ・ミトロプーロス作曲のピアノソナタを聴いてみた。フランスのダンテ・レーベルから出ていたジェフリー・ダグラス・マッジ/Geoffrey Douglas Madge による演奏で、これが初めての全曲演奏のレコーディングであった(DANTE PSG9010)。…

フレディ・ケンプのシューマン

ロベルト・シューマンの《謝肉祭 Carnaval》 Op.9 は、もう聴き飽きたかな……なんて思っていたけれど、それでも聴きはじめると、これが凄くよくて、その小宇宙に引きこまれ、血沸き肉踊り、あっというまに30分が過ぎていた。すこぶる快感。やっぱり名曲だな、…

シグナルからシンボルへ 〜 トッカータのフーガ(ホ短調、BWV914)より

「フーガの何たるかも、簡単に説明したい」(ダグラス・R・ホフスタッター)……というより昨日書いた、僕の大好きなヨハン・セバスティアン・バッハの《トッカータ ホ短調 BWV914》のグッドな演奏が YouTube にあったので貼っておきたくなった。聴いてね。 …

アンジェラ・ヒューイットのJ.S.バッハ《トッカータ》

最近、僕がとても気に入っているCDは、カナダ出身のピアニスト、アンジェラ・ヒューイット(Angela Hewitt、b.1958)によるヨハン・セバスティアン・バッハの『トッカータ集』だ。Toccatasアーティスト: J.S. Bach出版社/メーカー: Hyperion UK発売日: 200…

中國鋼琴名曲集

你好! 中国では春節(Chinese New Year、旧正月)ですね──そのため、今日は、北京・上海からの電話も漢字だらけのメールもぜんぜんなかった。 僕も気分は正月(ちなみに今日のランチは、もちろん中国料理)。というわけで、陳潔(Jie Chen、ジー・チェン)…