HODGE'S PARROT

はてなダイアリーから移行しました。まだ未整理中。

Foucault

彼が政治行動を起こすとき、彼が政治行動を起こさないとき

『現代思想』1984年10月号・特集「フーコーは語る」より、アンドレ・グリュックスマンの『<測量士>フーコー』。 1984年は言うまでもなくフーコーが亡くなった年。これはグリュックスマン(André Glucksmann)が仏『リベラシオン』紙に寄せたフーコー追悼文…

歴史のレトリック、批評のポリティックス 悪口を習う

Oops! このニュースこそ「日本的無意識」がどのように構築されてきたのか、考えさせられるぜ。 資金提供で親米政権安定化…CIAの対日工作明らかに [Yahoo! ニュース/読売新聞] 米国務省は18日、米中央情報局(CIA)が1958年から10年間にわた…

かくも単純な悦び  自殺あるいは葬儀屋とラブホテル

ここ数日の職場でのランチの話題は、ジダンの「頭突き」と元アイドル歌手、甲斐智枝美の自殺に尽きるのではないだろうか。「なぜ/どうして」という緒言から「そうだよね」という了承でもって45分間のビジネス・コミュニケーションは終了する。「なぜだって…

アイヒマンの正常さは恐ろしい  川原泉問題

ナチズムは、おそらく、血の幻想と規律的権力の激発との最も素朴にして最も狡猾な──そしてこの二つの様相は相関的だったが──結合であった。社会の優生学的再編成は、無際限な国家管理の名にかくれてそれがもたらす<極小権力>の拡張・強化と相まって、至高…

フーコー伝説のハッテンバ コレージュ・ド・フランス講義

エピクテトスは香水をつけた若者を拒否することによって、彼が関心を持つ者にはひとつのことしか要求しないことを表明しています。それは飾りを拒否すること、誘惑の術に属するようなものはすべて無視することです。 ミシェル・フーコー『主体の解釈学』(鷹…

マルクス・アウレリウス「自省録」より

講談社学術文庫からマルクス・アウレリウス『自省録』の新訳が出たので、少しずつ読んでいる。ストア派もなかなかいい。マルクス・アウレリウス「自省録」 (講談社学術文庫)作者: M.アウレリウス,鈴木照雄出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/02/11メディア…

神崎繁『フーコー』 もう<自分>を探さなくていいんだよ

「シリーズ・哲学のエッセンス」の一冊、神崎繁『フーコー 他のように考え、そして生きるために』(NHK出版)を購入。早速、帰宅電車の中で、パラパラと読んだ。 神崎繁氏は、とても刺激的な快作『プラトンと反遠近法』(新書館)の著者で、また、ジルベール…

ゾンビの生権力、下流のマルチチュード、靖国の友・敵理論

『論座』(2006年1月号)の宮崎哲弥&川端幹人「中吊り倶楽部」における、宮崎氏の現代思想の「キャッチー」な流用が面白い。思想なんて「使われてナンボ!」、「思想は役立ってナンボ!」*1だと改めて感じた。二人の「週刊誌時評」で俎上に挙げられるのは、…

『談』 特集:バイオ・パワー

「死なせるか生きるままにしておくという古い権利に代わって、生きさせるか死の中へ廃棄するという権力が現れた」。フーコーは、この新たな権力を「生-権力」と呼んだが、この「死の中へ廃棄する」という意味が今ひとつつかみきれないでいた。「生-権力」を…

それで彼らの "gallowglass"になりたいわけだ

http://www.theory.org.uk/ に哲学者・社会学者なんかの "Lego"があって楽しい。ミシェル・フーコー、ジュディス・バトラー、アンソニー・ギデンズ……とか。 Michel Foucault Judith Butler Anthony Giddens ギデンズとバトラーって同じ顔のような……。デリダ…

Google Scholar、グーグル・フーコー

Michel Foucault blog 経由で Google Scholar なるものを知った。 What is Google Scholar? Google Scholar enables you to search specifically for scholarly literature, including peer-reviewed papers, theses, books, preprints, abstracts and techn…

AがBの利害に反するようなやり方でBに影響を及ぼすときAはBに権力を行使する

盛山和夫『社会科学の理論とモデル3 権力』(東京大学出版会)を読んだ。「権力」と言えば「フーコーの」というディシプリン状況において、それ以外の権力モデルを紹介する……のみならず、フーコーの権力論を批判しているのが、とても、新鮮だった。フーコー…

Google Printにフーコーの『Mental Illness and Psychology』

Google Print で、ミシェル・フーコー著『精神疾患と心理学』(みすず書房)が閲覧可になった。もちろん英語版の『Mental Illness and Psychology』であるが(Google's Mental Illness [Foucault.info] より)。 "Mental Illness and Psychology" by Frank B…

Foucault Studies journal 2

もう一つFoucault.infoの情報より、『フーコー・スタディー・ジャーナル2』がオンラインで入手できるそうだ。Foucault Studies A new journal

Use of Pleasure

Amazon で洋書検索。それにしても、アメリカの現代思想書の「ペーパーバック」は、ポップで洒落たデザインだなと思った。例えばフーコー。 『性の歴史 自己への配慮』(ISBN:4105067060) はこんな風。とても魅力的なデザイン。The History of Sexuality, Vo…

セル/クリーヴランドの芸術

コダーイの「ハーリ・ヤーノシュ」組曲とプロコフィエフの交響組曲「キージェ中尉」作品60。 演奏はジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団。レーベルはCBSソニー。このLPレコードは「セル/クリーヴランドの芸術1300」と銘打ったシリーズの Vol.41。「13…

スキゾアナリストではだめですか?

スキゾ分析はあらゆる事態に備えていなければならない。普遍的自由意志を説くことが決して重要ではなく、客観的束縛についてのわれわれの理解を拡大することが重要である。DNA[デオキシリボ核酸]の流れが記憶作用プロセスを変形させ、あるいは概日リズムを拡…