HODGE'S PARROT

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プロテスタント

「福音の受肉」と学問に対する「連帯責任」

北森嘉蔵の『神学入門』に附録された『神学短章』のいくつかの文章より、キリスト教信仰とキリスト教神学、および、一般信徒と神学者/宣教者の関係について、そこで教え説かれていることをまとめておきたい。内容は、以前『神学入門』について書いたこと(…

「むさぼりの心」 〜 ルターの罪悪感

小牧治、泉谷周三郎の『人と思想 ルター』より。マルティン・ルターの「使徒パウロの『ローマ人への手紙』についての講義」(ローマ書講義)で示される宗教改革的思想。そこには罪とその赦しにおける新たな認識が挙げられる──すなわち、それによってローマ・…

「死せる犬」を否定する あるべき姿の神学を求めて

1959年に新教出版社より初版が刊行された、北森嘉蔵『神学入門』の復刻版を読んでいる。著者である北森嘉蔵はルーテル教会で受洗し、日本基督教団に所属──つまりプロテスタントの牧師である。彼は「神の痛みの神学」を提唱し、1946年に同名著書を発表してい…

なぜプロレタリアはインターナショナルになるか

「地政学を英国で学ぶ」でバラク・オバマ大統領の演説について「そのすごさ」が明快に指摘されていた。 どうすごいかというと、欧米で国際関係論を多少学んだ人ならおわかりのように、彼はリアリズムの議論(とくにニーバーの得意とする道徳論)を使って、人…

クイウス・レギオ、エイウス・レリギオ

ローマ・カトリック教会の歴史作者: エドワードノーマン,百瀬文晃,Edward Norman,月森左知出版社/メーカー: 創元社発売日: 2007/12/01メディア: 単行本 クリック: 11回この商品を含むブログ (5件) を見るエドワード・ノーマン著『ローマ・カトリック教会の歴…

愛による法 〜 ヴォルフハルト・パンネンベルク

ドイツの神学者(宗教哲学、組織神学)ヴォルフハルト・パンネンベルク(Wolfhart Pannenberg、b.1928 -)の『人間とは何か──神学の光で見た現代の人間学』より第八章「愛による法」についてメモしておきたい。 パンネンベルク(パネンベルク)は、現在はポ…

ヒトラー暗殺を企てた牧師、ディートリッヒ・ボンヘッファー

村上伸 著『ボンヘッファー』を読んだ。ドイツのルーテル派教会の牧師・神学者ディートリッヒ・ボンヘッファー(Dietrich Bonhoeffer、1906 - 1945)の生涯とその思想について書かれたものだ。「ボンヘッファーとは何者か」──このプロテスタント牧師の持つ三…

天使──証言の遂行者

使徒的人間―カール・バルト作者: 富岡幸一郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 1999/05メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (6件) を見る富岡幸一郎 著『使徒的人間 カール・バルト』は、プロテスタント神学者カール・バルトの「思想」につい…